フィリピン留学で英語力を身につけてから、オーストラリアなどのワーキングホリデーを行うことで、欧米生活がより充実したものになる2カ国留学。近年ではワーキングホリデーをする人の多くが、この方法を採るようになっています。
2カ国留学のメリットとして「英語力を効率よく上げられること」が取り上げられますが、実はもう一つの魅力として「経済的メリット」がありますが、この点について詳しく語られていることはあまりありません。
まだ日本人は誰も2カ国留学という言葉すら知らなかった10年以上前、私はオーストラリアで勤務していました。その時に留学業界に勤める韓国人の知人から2カ国留学について詳しく教えてもらいました。
その時に英語力だけでなく、経済的なメリットの大きさを強調され「うまく利用すればフィリピン留学は無料にできるんだ」と説明され、「なるほど!」と感心したのを覚えています。
2カ国留学の良さを存分に活かしてもらうためにも、この記事では経済的なメリットについて詳しく解説します。
1. フィリピン留学が無料になるカラクリ
結論から言うと、オーストラリアで就労する際の「賃金格差」でフィリピン留学の費用が相殺されるということになります。
オーストラリアでは英語力によって就ける仕事も変わってきますし、もちろん時給も変わってきます。以前は英語力がない人の足元を見て、最低賃金を守らず雇用する企業もありましたが、今ではそのような悪質な企業はめったに見かけなくなりました。しかし、英語ができないとなると、最低賃金の仕事しか見つからない場合が多いです。
2023年10月現在、オーストラリアの最低賃金は時給23.23豪ドル (約2,323円)です。一方、英語環境の職場となると時給28豪ドル (約2,800円)もらえることは珍しくありません。
日本の賃金と比較すると最低賃金でも時給23豪ドルもらえるのは高いと思うかもしれませんが、さらに時給あたり+5豪ドルも高い28豪ドルの賃金になると、その差額はかなり大きなものになります。
最低賃金で働いた場合と、+5豪ドルの賃金で働いた場合の差額
就労期間 | 計算式 | 差額 |
---|---|---|
3ヶ月 | 5豪ドル×8時間×22日×3ヶ月 | $2,640 (約264,000円) |
6ヶ月 | 5豪ドル×8時間×22日×6ヶ月 | $5,280 (約528,000円) |
12ヶ月 | 5豪ドル×8時間×22日×12ヶ月 | $10,560 (約1,056,000円) |
※週5日、1日8時間働いた場合
英語力の差によって、なんと半年で約50万円以上、1年だと約100万円以上もの収入に差が生まれるのです。これだけの差額が出れば、事前に英語力を高めるためにフィリピン留学をしたことによる出費など簡単に支払えてしまいます。
2カ国留学による本当のメリット
- フィリピン留学したことで「英語力が高く」なる
- その結果ワーホリの時に「英語環境での就労」ができる
- さらに「賃金が仕事に就けることでフィリピン留学が事実上無料」にできる
これが2カ国留学で狙える経済的メリットという話になります。しかし、これだけではなありません。
英語力が高い上に、就労経験の質も高いということは、自らの人材価値を高めることを意味します。つまり、帰国後の就職活動でも有利に働き、さらに収入面でも有利になる可能性も期待できます。
人生全体で考えても、より大きな経済的メリットを生み出すことにまで繋げる可能性を秘めていることが、2カ国留学の本当のメリットと言えるでしょう。
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2. ポイントはオーストラリア到着時の英語力
もちろん、英語力はオーストラリアに入国してからでも上げることができます。しかし、英語力が初級のままオーストラリアに到着した人が、ワーホリビザで学校に通える上限の4ヶ月間猛勉強して高い英語力を身につけたとしても、ワーホリの残り期間は8ヶ月しかありません。(そもそも、欧米の一般的な語学学校の学習時間では、4ヶ月で初級から上級レベルに引き上げるのは難しい) 仕事探しの期間を加味すると、実質収入を得られるのは6~7ヶ月くらいになってしまうでしょう。
2カ国留学で大事なポイントになるのは、オーストラリアに到着した時点での英語力をしっかり実用レベルに引き上げておくことです。
そのためには、フィリピン留学が極めて重要な役割を持つことになります。
3. フィリピン留学に行くおすすめ期間
それでは、フィリピン留学をどれくらいの期間すればよいのか?という点が、2カ国留学の成否を分ける重要な要素になります。
留学スタート時点の英語力によっても変わってくるため一概に言えませんが、「オーストラリア到着後に英語環境の仕事に就けるレベル」を目指すとなると以下が留学期間の目安になります。
現在の英語力 | 留学期間の目安 |
---|---|
全くの初級者 (TOEIC300) | 4〜6ヶ月 |
初級者 (TOEIC300後半〜500) | 3〜6ヶ月 |
中級者 (TOEIC500〜650) | 2〜4ヶ月 |
中上級者 (TOEIC650〜750) | 1〜2ヶ月 |
4. まとめ
フィリピン留学は、よりスピーディに効率よく英語力を上げることができますが、その時に身につけた英語力は、ワーキングホリデーの時の収入向上に役立ちます。
また、多くの留学生がオーストラリアやカナダのワーキングホリデーの時に憧れている「英語環境の仕事」「外国の友人を作る」「現地の人との深い交流」といったことは、正直なところ一定レベルの英語力がないと、浅いコミュニケーションしかできず、深いレベルでの経験は難しいです。さらに、日本語環境で生活を続けてしまったり、英語力に自信がないまま日本に帰国することに繋がってしまいます。
2カ国留学でフィリピン留学が無料にできる話について、いかがだったでしょうか。
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長い歴史と実績が圧倒的に違います。 成果が上がる留学 MTSCは、1996年からオーストラリア留学を、2009年からフィリピン留学を取り扱い2カ国留学をお取り扱いしてきました。これまでに1…