フィリピン留学ブログ

フィリピンの水道水は飲めない?安全な水の選び方ガイド

フィリピンに旅行や留学を考えている方々にとって、現地の水事情は重要な情報のひとつです。学生さんから「フィリピンでは水道水は飲めますか?」というご質問を頂きますが、結論から言うと「直接飲むことはできません」。
今回は、フィリピンでの安全な水の使用方法について、詳しく解説します。

1. なぜフィリピンの水道水は飲めないのか?

フィリピンの水道水が飲めない主な理由は、水質の問題にあるからです。フィリピンでは、浄水設備が十分に整っていない地域が多く、水道水には細菌やウイルス、その他の有害物質が含まれている可能性があります。これらの微生物や化学物質は、旅行者の体に影響を及ぼすことがあり、特に下痢や胃腸炎などの症状を引き起こすことがあります。そのため、フィリピンでは現地の人々も水道水を直接飲むことは避け、ボトルウォーターやウォーターディスペンサーの水を使用することが一般的です。

2. うがいや歯磨きには問題ないの?

「飲めないなら、うがいや歯磨きにも使えないのでは?」と思われるかもしれませんが、安心してください。フィリピンの水道水は、うがいや歯磨き程度の使用であれば、特に問題はありません。ただし、心配な方はボトルウォーターやウォーターディスペンサーの水を使うことをおすすめします。旅行者にとって重要なのは、口に入る水の量を極力少なくすることです。少量の水が体内に入る程度なら問題は少ないですが、大量に飲むことは避けましょう。

3. シャワーや洗浄に使う水は大丈夫?

水道水が飲めないと聞くと、シャワーや手洗いにも不安を感じるかもしれません。しかし、これらの用途での使用は全く問題ありません。フィリピンの水道水は、皮膚に触れる程度であれば健康に悪影響を及ぼすことはないとされています。シャワーや洗顔、手洗いなど日常の洗浄には安心して使用できます。ただし、シャワー中に水を飲まないように気をつけることは大切です。

4. 安全な飲料水の確保方法

フィリピンでの滞在中に飲料水を確保する安全な方法は、ウォーターディスペンサーを利用することです。多くの学校やホテル、レストランにはウォーターディスペンサーが設置されており、安全な飲料水が提供されています。これらのディスペンサーから水を汲むことで、安全に飲むことができます。また、フィリピン留学の際はタンブラーを持参することをおすすめしています。学校には備え付けのコップなどがないので、カップやタンブラーは自分で用意します。タンブラーであれば学生寮、教室、外出時などに持ち運びが楽ですし、環境保護の観点からも非常にポジティブな選択です。現地でタンブラーを購入することもできますが、日本の方が安く機能性も高いことが多いので、日本で準備することをおすすめします。

5. 煮沸すれば料理に使える!

フィリピンでは水道水を直接飲むことは推奨されませんが、煮沸すれば料理に使用することができます。煮沸することで、細菌やウイルスを殺菌し、より安全な水として利用できます。特に、カップラーメンやスープ、お米を炊く際など、煮沸が必要な料理には水道水を使用しても問題ありません。ただし、煮沸後すぐに使用するよう心がけましょう。長時間放置すると再び汚染される可能性があるため、注意が必要です。

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