フィリピン留学をご検討されているからかた「どの時期に行くのがベストですか？」という質問をよくいただきます。フィリピンは日本やオーストラリアと違い、一年中温暖な気候で、四季はありません。一応“乾期・暑期・雨期”といった季節がありますがそこまで大きな違いは感じません。ですが、フィリピン留学は時期により学校内の雰囲気や環境が変わることがあるので、今回はそのあたりを解説します。また予算を抑えるため航空券が高騰する時期も紹介します。
フィリピン留学の1年間の流れ
フィリピン留学の年間スケジュールには、それぞれの時期に特徴があります。どのタイミングがベストかは、あなたの目的や予算、混雑具合などを気にするかなどによっても変わってきますので、ご自身の希望にあう時期を探してみてください。
1月：韓国の親子留学が増える時期
年明けの1月は、韓国の親子留学が非常に多くなる時期です。この時期、特に韓国系の学校は韓国からの留学生でにぎわい、特に親子の学生が目立ちます。教室やキャンパス内が賑やかになることが多いため、落ち着いた学習環境を望む方には少し気になるかもしれません。
2月：大学生が一気に入学する繁忙期
2月は、日本や韓国などの大学生がフィリピン留学に集中する繁忙期です。特に春休みを利用して短期留学をする大学生が多いため、学校全体が活気づき、クラスも満席状態になることが多いです。大学生と一緒に学ぶことで新しい友人を作りやすい反面、講師の変更が難しくなったり、学校内が慌ただしくなる時期です。
3月：大学生の帰国と共に落ち着きを取り戻す
3月中旬までは引き続き大学生の留学が続きますが、中旬以降になると彼らが一斉に帰国します。これに伴い、キャンパスの混雑も一気に解消され、比較的静かで落ち着いた学習環境が戻ってきます。落ち着いた時期にじっくりと勉強したい方にはおすすめのタイミングです。
4月：新卒や休学中の若い留学生が増える時期
4月は、新しく卒業したばかりの高校生や大学生が増え、キャンパスにフレッシュな顔ぶれが集まります。また、大学を休学して長期留学をする学生も多く見られます。この時期は、学習意欲の高い若い世代が多いため、刺激を受けながら学びたい方に向いています。
5月：社会人の短期留学が増えるゴールデンウィーク
ゴールデンウィークには、社会人の1〜2週間の短期留学が急増します。仕事の合間に英語力を向上させたい社会人にとって、まとまった休暇を利用した短期留学は人気の選択肢です。この時期は、授業やクラスが混雑することがありますが、短期集中で学びたい社会人には社会人同士の交流も生まれやすいというメリットもる時期です。
6月：ジュニアキャンプでにぎやかになる
6月になると、中国やベトナム、台湾からのジュニアキャンプが行われる時期になります。フィリピンの語学学校は、キャンパス内でジュニア向けのキャンプを開催することもあり、特にキャンパス内でジュニアキャンプが開催される学校では賑やかで騒がしい雰囲気になることもあります。静かに学びたい方は、少し注意が必要かもしれません。
7月：ジュニアキャンプ継続、大学生のピークシーズン突入
7月も引き続きジュニアキャンプが行われますが、下旬になると再び大学生が増えるピークシーズンに突入します。大学の夏休みを利用した留学が本格的に始まるため、特に語学学校は混雑しやすいです。活気ある環境で学びたい方には、この時期がぴったりです。
8月：一年で最も留学生が多いピークシーズン
8月は一年で最も留学生が多い時期です。お盆休みを利用して短期留学をする社会人も多く、語学学校はフル稼働状態になります。航空券や滞在費も高くなるため、予算を抑えたい方はこの時期を避けるのが賢明です。しかし、活気に満ちた環境で学びたい場合は、このピークシーズンが最適です。
9月：上旬は賑やか、中旬以降は落ち着きを取り戻す
9月の上旬までは引き続き大学生や短期留学生が多いですが、中旬以降は一気に落ち着きを取り戻します。混雑を避け、じっくり学びたい方には中旬以降の時期が理想的です。
10月・11月：落ち着いた学習環境が整う時期
10月と11月は、特に大きなイベントがなく、比較的落ち着いた時期です。この時期は、ピークシーズンを避けて静かに集中したい方に向いています。また、航空券や宿泊費も比較的安定しており、費用を抑えながら長期留学を計画するのに最適な時期です。
12月：クリスマスムードと年末年始の特別コース
12月に入ると、フィリピン全体がクリスマスムードに包まれ、各地で様々なイベントが行われます。学校内でもクリスマスイベントが多数開催され、留学生活にお祭りのような楽しさが加わります。この特別な雰囲気を経験するのもおすすめです。また、年末年始には特別コースが開設される学校もあり、1〜2週間の短期留学を希望する社会人が増えます。この時期は、航空券が高騰しやすいので、早めの予約がおすすめです。
予算を抑えるために避けたい高額シーズン
フィリピン留学の予算を大きく左右する要因の１つとして航空券があります。特に以下の時期は航空券が高くなるため、予算を抑えたい方は時期をずらすことを検討しましょう。
- 年末年始（12月末〜1月中旬）
クリスマスや年末年始はフィリピン国内でも大きなイベントが多く、航空券が高騰します。 - ゴールデンウィーク（4月下旬〜5月上旬）
日本からの観光客や短期留学生が増えるため、航空券の価格が上がりがちです。 - 夏休み（主に8月、お盆時期はピーク）
留学ピークシーズンであるため、特にお盆時期は年末と並び航空券の値段が最も高くなる時期です。 - クリスマス（12月中旬〜月末）
フィリピン全体がお祭りムードに包まれ、12月中旬から月末にかけて航空券が値上がりします。
まとめ：目的に合わせて時期を選ぼう
フィリピン留学は年間を通して可能ですが、時期によって混雑具合や費用が大きく異なるため、自分の目的や予算に合わせた計画が大切です。航空券の価格をチェックする際には、Skyscannerなどのツールを使い、最適な時期を見つけることをおすすめします。
その他にもご希望によりおすすめの時期などのアドバイスもできますので、フィリピン留学をご検討の方はお気軽にご相談くださいませ。
