フィリピン留学=格安というイメージが強いですが、見積りをお渡しすると「欧米留学と比べても、思ったより安くないですね」という感想を頂く事があります。
確かにフィリピンの語学学校の費用は1ヶ月で約20万円くらいになります。一方、欧米の語学学校の費用は1ヶ月で15万円程度になることも多く、フィリピン留学は「格安どころか高いのではないか」と思ってしまう人もいるかもしれません。
ちょっと待ってください!
その見積りの中身を細かく見て、留学全体の費用を割り出すと、やはりフィリピン・セブ留学が他のどの国よりも圧倒的に安いということが分かります。
この記事では、フィリピン・セブ留学が欧米留学に比べて明らかに安いことを、業界15年以上の留学のプロが解説します。
1. 見積りに含まれる費用がまったく異なる
欧米留学とフィリピン留学は、英語力を身につけるという目的では同じですが、学校の役割がまったく異なっており、それに伴い学費に含まれる内容も異なっています。
欧米留学 | フィリピン留学 | |
---|---|---|
学校の役割 | ・英語レッスン ・学習サポート | ・英語レッスン ・宿泊施設 ・食事 ・洗濯 ・掃除 ・学習サポート ・生活サポート ・ビザ等公的申請 ・空港送迎 |
学費に含まれるもの | ・入学金 ・授業料 ・教材費 | ・入学金 ・授業料 ・教材費 ・宿泊費 ・食事代 ・清掃代 ・洗濯代 ・水道代 ・電気代 ・設備利用費 ・空港送迎費 ・ビザ等公的申請費 |
※欧米留学で滞在先 (ホームステイや学生寮) を希望し、学校が手配を行った場合はこれらの費用が学校の見積りに含まれることがあります。
欧米の語学学校は純粋に英語レッスンの提供に関する部分のみが役割なのに対して、フィリピンの語学学校は英語レッスンの提供はもちろんのこと、滞在先などの生活に必要な要素すべての面倒を見る形になっています。
このため、欧米留学では学校の見積もりに含まれた金額以外に、以下のような費用が発生することになります。
- 宿泊先
- 食費
- 水道代
- 電気代
- 洗濯代
- 通学のための交通費
- 空港からの交通費もしくは送迎費
- ビザ等の公的申請費
- 現地サポート費
など
※滞在施設により発生しない費用、また希望しなければ不要な費用もあります。
これらのことから、単純に学校の見積もりを比較して高い安いの判断はできません。学費と生活費のどちらも含めて計算するとフィリピン留学がかなり安くなることがほとんどです。
2. 授業スタイルと時間数がまったく異なる
同じ語学学校でも、欧米で主流のものと、フィリピンで主流のものはまったく性質が違っています。
欧米留学 | フィリピン留学 | |
---|---|---|
授業スタイル | 大人数グループ (15名前後) | マンツーマン 少人数グループ (4~8名) |
授業時間 | 1日あたり4時間 | 1日あたり8時間 |
まず、マンツーマンによる授業はフィリピン留学の特徴と言ってもよく、欧米留学の大人数グループクラスに比べて発話量は20~30倍とも言われています。また、グループクラスにおいても少人数制で、より学習効率の高い贅沢なスタイルを採用していると言えるでしょう。
さらにフィリピン留学は1日あたりの授業時間が欧米の2倍ほどあり、丸一日勉強漬けになるのがフィリピン留学、半日勉強で後は異文化交流や海外経験を楽しむのが欧米留学となっています。
単純に英語力を伸ばすという観点から言うと、フィリピン留学のコストパフォーマンスは明らかに高いと評価することができます。
3. 航空券の価格がまったく異なる
留学にて大きな出費となるものとして航空券があります。価格が変わる要素としては航空会社や時期がありますが、飛行距離の影響は大きいです。
日本 ↔ 欧米 | 日本 ↔ フィリピン | |
---|---|---|
往復運賃 | 80,000〜150,000円 | 40,000〜60,000円 ※LCCでは最安値で3万円台もあり |
所要時間 | オーストリア シドニー 9:30 メルボルン 10:30 カナダ バンクーバー 9:00~10:30 トロント 12:00~13:30 アメリカ ロサンゼルス 10:00~12:00 ニューヨーク 12:30~14:00 | マニラ 4:30 セブ 4:30~5:00 |
※価格は閑散期の場合。
※価格、所要時間ともに成田 / 羽田発着の直行便。
※所要時間は往路と復路で異なる場合があります。
欧米は北米方面でも、オセアニア方面でも10時間前後の長距離フライトになるのに対して、フィリピンは4~5時間ほどの近距離国際線になります。このことが航空券の価格に大きく反映されており、フィリピン路線は欧米の半額ほどの安い運賃で済ませることができてしまいます。
4. 現地の生活費がまったく異なる
欧米諸国の物価は、円安の影響もあって総じて日本より高くなっており、様々な物の値段に驚くかもしれません。
一方、フィリピンは円安の影響で以前に比べると物価が上がったと感じるものの、日本と比較すればまだまだ安く生活することができます。
欧米 (アメリカ・オーストラリア) | フィリピン | |
---|---|---|
タクシーの初乗り | 約360円 | 約100円 |
映画館 | 約1,000~1,500円 | 約500円 |
ビッグマック | 約640~710円 | 約350円 |
留学中は生活に不可欠な日用品を購入する以外にも、友達と外食に出かけたり、週末にはツアーに参加したりと、意外とお金を使う機会がたくさんあります。この点、フィリピンは欧米に比べて物価が明らかに安いことから、留学費用を抑えることができるのは間違いありません。
5. やっぱりフィリピン留学は安い
留学費用といっても、必要なものがどこまで含まれているかが分からなければ、高い安いを判断することができません。大事なことは留学全体で必要になる総額費用です。この総額費用を算出して検討することで、ご予算から実現できる留学プランは大きく変わってくるのです。
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フィリピン留学が格安なことについて、いかがだったでしょうか。
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