フィリピン留学ブログ

フィリピン留学すると絶対に必要になるSSPって何?

フィリピン留学で語学学校への支払い費用に必ず含まれるSSP。他の国では聞き慣れない物なので、一体どのようなものなのだろう?と疑問に思う方も多いことでしょう。

1万円を超える出費となり決して安くないSSPですが、必ず支払わなければならないのでしょうか?それとも、回避することはできるのでしょうか。この記事ではSSPについて解説します。

SSPとは就学に必要な許可証のこと

Special Study Permitの略で、日本語に訳すと特別就学許可証となります。フィリピンに観光ビザで滞在する外国人が、学校に通うために必要となる許可証のことです。

大学や大学院への入学は正規留学となり必要なビザは“学生ビザ”ですが、語学学校への入学は“観光ビザ+SSP”によって滞在が許可される制度になっています。観光ビザは入国審査にて付与され現地で滞在延長もできるため、事前に大使館で習得する必要がありません。この手続きの手軽さがフィリピン留学のメリットの一つです。

SSPは移民局に対して申請するもので、少しでも語学学校で学ぶ際には必ず申請しなければならないものです。

SSPの申請は学校が行う

SSPの申請は政府認定校のみ移民局に対して行うことができるため、学生自身で申請することはできません。そのため、学校到着後に申請書類の作成など手続きを行うことになります。

このため、移民局の窓口への申請は学校スタッフが行うことになるため、学生は学校に申請費用を支払うのみです。費用は手数料込みで6,500〜7,000ペソ(約16,000〜17,500円)程度になります。

観光ビザで滞在する者がSSPの申請なしに就学することは違法とされており、発覚すれば学校・学生ともに処罰の対象になります。このため、SSPの申請を回避して留学することは不可能になっています。

また、フィリピンには政府認定を受けていない学校も存在すると言われており、このような学校に入学した場合は、そもそもSSPの申請資格がないために不法滞在となるので注意してください。なお、成果が上がる留学で紹介している学校はすべてSSPの申請資格を有する政府認定校のためご安心ください。

SSPの有効期間は最長6ヶ月

SSPの有効期間は当初59日間となりますが、9週以上の滞在の場合に必要となるACR I-CARD (外国人登録証)の取得を行うことで、SSPの有効期間は最大6ヶ月間となります。

なお、6ヶ月を超えて留学する場合は、再度SSPの申請が必要となり、費用も再度必要になります。これらは学校が各学生の必要な申請を管理しているので、不明な点があれば学校スタッフに尋ねるとよいでしょう。

学校が変わると再びSSP申請が必要

SSPは学校と学生が紐付けられていることから、例え有効期間内であっても、学校が変わるとSSPを再申請する必要が生じます。

このため、1校目を卒業した後に2校目に入学するといったプランで留学した場合に、1校目も2校目も入学した際にSSPを申請しなければなりません。

なお、学校の運営母体は変わらずに異なるキャンパスへの移動する場合は、SSPの再申請は必要がありません。例えば、バギオにあるPINES校のメインキャンパスから中上級者向けのチャピスキャンパスに移動する場合は再申請が不要なケースです。

有効期間内なら一時出国してもOK

SSPは有効期間内であれば、フィリピン国外に出国しても失効しません。

つまり、有効期間内であれば一時帰国したり、休日を使って近隣諸国を旅行したりしても、同じ学校に就学(再入学含む)する限りは失効することがないため再申請は不要です。

SSPやビザなど滞在に必要となる公的申請は、間違いがあると不法滞在と扱われる恐れがあるものです。基本的に入学する学校にお任せで大丈夫ですが、制度の概要を知っておくと間違いが起きることを防ぐことができます。


SSPについて、いかがだったでしょうか。

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