フィリピン留学ブログ

フィリピン留学できつい・帰りたいと感じる瞬間10選

フィリピン留学を調べていると、「格安でマンツーマンも受けられて英語も伸びる。しかも寮生活は快適。良いところばかりじゃないか!」と思うかもしれません。しかし、フィリピンでの生活で「きつい」と感じることはないのでしょうか?

結論から言うと、たくさんあります。

ただし、“きつい”と感じなければいけないものもあれば、準備や心がけで“きつい”と思うことを防ぐこともあり、さらには見方にとっては“きつい”どころか興味深く感じて楽しめることもあります。

今回はフィリピン留学中に学生さんがきついと感じる瞬間10選をご紹介します。

1.最初は授業がよく分からない

これは全く英語ができない超初心者に限った話になるのですが、レッスンではフィリピン人講師は英語しか話さないため、何度を説明されてもイマイチ分からない状態になり“きつい”と感じることがあります。例えば、文法の説明で「subject」「verb」と言われても、それが主語や動詞の意味であることを知らないと、頭をひねるばかりの状況が続いてしまいます。

もちろん、講師は分かりやすく説明するプロですから、かなり噛み砕いて辛抱強く説明してくれます。途中で「あ、そういうことか!」となることが多いのですが、もっとスマートに理解できるようになるには少し時間がかかります。

理解できないのは、意思の疎通で最低限必要となる英語知識が絶対的に不足しているためですから、頻繁に使われるような日常単語や基礎文法を覚えていくだけで、話の理解はかなりしやすくなります。

しかし、これを留学してから行うのは効率の良い学習とは言えません。このため、出発前の事前学習は必ず行うことをオススメします。しかし、どのような事前学習お行えばよいか分からないという声も多く、間違ったやり方に陥る人も多いです。そこで、成果が上がる留学ではオンライン受講できる事前学習プログラムを提供していますので、是非ご活用ください。

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2.授業時間が多くて疲れる

1日7時間から多いものでは10時間ほどの授業時間が設定されており、留学前は「たくさん勉強できて、さぞ英語が伸びるだろう」と思うことでしょう。しかし、いざ入学すると朝から夕方まで、さらに夜も続く授業の多さに“きつい”と感じてしまう人もいます。確かに大学受験生と同じくらいの学習時間と考えると、そう感じるのも仕方ないかもしれません。

しかし、きついと感じるのは最初だけです。外国人講師のレッスンは当初緊張しますが、慣れてくれば楽しいと感じるのが受験勉強との大きな違いです。また、慣れてくると学校が定めた内容のレッスンに全力投球するのではなく、緩急つけて必要なスキル習得に力を入れたり、講師に自ら要望を伝えコントロールするようになります。

最初きついと感じていた授業時間も、難なくこなせる日常に変わっていくので安心してください。

3.野菜不足になりがちな食事

近年はフィリピン留学で出される食事のレベルが上がってきており、昔のような「辛い韓国料理ばかりで食べられない」「何を食べてもおいしくない」「品数が少なすぎる」ということはなくなりました。

多くの人にとって問題は解決したとも言えますが、「野菜が少ない」ことに不満を持つ学生もまだいます。元々、フィリピンは肉料理と白米メインの食文化で、野菜をあまり食べない国とされています。そのため、野菜中心の食生活を心がけている人にとっては“きつい”と感じるかもしれません。

もちろん「野菜をもっと出して欲しい」という学生の要望は学校の耳に入っており、かなり改善はされています。特に学生数が多い大規模校では様々な食事ニーズに応えるために、豊富な品数のメニューをビュッフェスタイルで提供することを行っています。野菜料理やサラダも充実しており、ベジタリアンに対応している学校もあるほどです。

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4.朝が早い

フィリピン留学の朝は早いです。豊富な授業を行うために、1時間目の授業は朝8時から始まる学校は多く、毎日6時半~7時には起きなければならない生活になります。早起きする毎日を送っていなかった人には、しばらく“つらい”と感じてしまうことでしょう。

5.渋滞が酷い

フィリピンでは日本のように鉄道網が発達しておらず、ジプニーと呼ばれる乗り合いバスは外国人には使いづらいものです。そのため、移動は必然的にタクシーが多くなります。

※都市や地域によってはタクシーが少なく、他の交通手段が主流になる場合があります。

週末になると食事やショッピングのために出かける学生は多いですが、マニラやセブのような主要都市では渋滞が酷く、通常は10分ほどで到着できる距離でも30分以上かかるということが起こります。週末の外出のみであれば我慢できることですが、平日の放課後も出かける生活を送りたい人にとっては“きつい”と感じるかもしれません。

下記の日は交通量が増えるため、渋滞が酷くなりがちです、時間に余裕をもって出発されることをおすすめします。

  • 雨天
  • 金曜日
  • 給料日(10日、15日、25日、30日)
  • クリスマスシーズン(12月全部)

平日の放課後から外出したい方は、徒歩圏に大型ショッピングモールがあったり、近場でカフェやレストラン、スーパーなどがそろうような立地の学校から選ぶとよいでしょう。

6.虫が多い

常夏の国のため、一年を通じて虫が出るシーズンとなります。日本の夏が一年中続くと考えるとイメージしやすいと思います。

学校は清潔に清掃され、定期的に防虫を行っていますが、蚊やアリの侵入は完全に防ぐことはできません。部屋にアリが歩いている姿を目にすると、虫が苦手な人にとっては“きつい”と感じることと思います。

防虫グッズを使う、お菓子の食べ残しや食べくずをそのまま捨てない、甘い飲み物の容器はしっかり洗うといったことを心がけることで害虫の被害をなくすことは可能です。

また、フィリピンではデング熱 (数日高熱が続く病気)があり、これは蚊を媒介として伝染します。蚊に刺されないことが予防策となるため、虫除けスプレーなどの防虫剤の使用、自然が多い場所に行くときは長袖を着るなど対策をしましょう。ただし、蚊に刺されてもデング熱になる可能性は極めて低いので、過度に心配する必要はありません。

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7.騒音の発生源が多い

東南アジアの活気と表現されることも多いですが、騒音源が多い環境と言うことができます。普段静かな環境で過ごしている人には“きつい”と感じるかもしれません。

車などの交通
バイクが多く、乗り合いバスのジプニーは古いトラックを使っているため騒音も大きいです。また多くのドライバーはクラクションをよく鳴らして運転します。そのため、交通量の多い大通りに出るとうるさいと感じるでしょう。

エアコン
学生寮で使われているエアコンは日本ではあまり見かけないタイプのものです。東南アジアでよく見かける室内機と室外機が一体化しているタイプのため作動音がうるさいのが欠点です。

ルームメイトの物音・いびき
2人以上のお部屋を選ぶと共同生活になるため、ルームメイトが出す物音やいびきにうるさいと感じることがあります。門限が緩い学校だと、ルームメイトが深夜に帰宅してくる場合もあります。

ニワトリ
都市部であっても民家でニワトリを飼っていることがあります。ニワトリは朝鳴くものと思われがちですが、実際は真夜中の3時くらいから鳴くため眠りを妨げられます。

騒音は慣れることで気にならなくなるものですが、手っ取り早い解決策は耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを使うことです。自習に集中する時にも役立つので、持ち物に含めることをオススメします。

8.シャワーの水圧が低い・トイレに紙を流せない

フィリピン留学における学生寮や市内のホテルは、日本の水準に比べてシャワーの水圧が低いことが多いです。すぐ慣れますが、最初はあまりにも柔らかいシャワーの水圧に“きつい”と感じてしまう人はいることでしょう。

最近新築された学校でホテルグレードの設備を持つ学生寮を有する場合、この水圧問題がクリアされていることが多いです。また、あまりにも水圧が低すぎる場合は故障ですので、学校スタッフに相談しましょう。

そして、フィリピンに限らず海外のトイレは紙が流せないことが多いです。正確には流せないことはないのですが、配管が細いために、日本の感覚で紙を流すとつまることがあります。紙はトイレに置いてあるフタ付きゴミ箱に捨てることになりますが、普段日本で流し去るものなので不衛生に思え“きつい”と感じる人はいるでしょう。

9.いろいろと適当

世界一細かいとされる日本人の目には、南国気質のフィリピン人は色々と適当に映ることでしょう。物事が遅滞なくスムーズに動かないと気分を害する人には“きつい”と感じることでしょう。

語学学校は日本人もしくは韓国人による運営のため、社員教育が行き届いている学校で働くフィリピン人たちに適当さは感じることは少ないです。しかし、学校の外に出れば「行列ができているのに仲間内で雑談しながら仕事するレジ店員」とか「行き先をよく理解せず走り出し、途中でどこ行きたいの?と聞いてくるタクシー」とか「誘導しない方が交通が円滑になる警察官」など、日本人には理解し難い適当な人々を目にすることはよくあります。

これらを目にすると、多くの学生は最初驚きながらも、笑い話にするようになります。しかし、日本の感覚を正義と思って要求したり、腹を立てる人は、そもそも海外は向きません。フィリピンに限らず、欧米など先進諸国に行っても、日本人の感覚からするとどこも適当だからです。

10.日本に比べて治安が心配

実際の犯罪被害に遭うリスクが高いからきついというよりも、過度に不安がることが精神的に“きつい”と感じてしまっている人がいます。治安については正しい理解をすることで、その不安はなくすことは可能です。

日本は世界的に見ても抜群に治安がよい国のため、海外に行く時はどの国を訪れる場合でも、気持ちを引き締める必要はあり、これは先進国だろうが発展途上国だろうが変わりません。

フィリピンで留学生が活動する地域は、現地でも治安が比較的良好な場所です。そうとはいえ、日本に比べて治安面で注意が必要なことは言うまでもありません。「所持品に注意を払う」「知らない人についていかない」「夜道を一人で歩かない」といった基本的な注意事項を守って生活すれば、まず犯罪被害に巻き込まれることはありません。

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スマホなど身の回り品が盗難にあった場合に、ご加入の海外旅行保険に“携行品損害補償”があれば損失を補うことができます。しかし、補償を受けるには警察から盗難証明書を発行してもらわないといけません。以前は自己申告で証明書を発行してもらえましたが、最近では防犯カメラの映像など盗難被害に遭った証拠がないと発行してもらえないことも多く、補償を受けるのが難しくなっています。

フィリピン留学のメリットの方が大きい

“きつい”と感じるポイントはいくつもありますが、その英語学習のようにきつさを乗り越えて目的が達成できるものだったり、対策すれば気にならないものだったり、捉え方次第できついとも思わないものなど様々です。

フィリピンに限らず海外生活は“きつい”と感じる部分があるのは当たり前で、それが日本とその国の違いとなる部分です。それと日本を比較することで、母国の良さを感じたり、逆に改善点に気づいたりすることができ大事な学習機会と言えるでしょう。留学は英語だけを身につけるものではなく、異文化理解や海外での適応力を身につける場でもあるのですから。

全体的に見れば、フィリピン留学は多くの人にとって、快適で楽しく生活できる留学地で、それ故に毎年35,000人を超える日本人が留学しています。初めての海外がフィリピン留学生の大学生という人も多く、最近では一人で参加する女子高生もいるほど信頼を得ている留学です。

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成果が上がるフィリピン留学

フィリピン留学できついと感じる瞬間についていかがだったでしょうか。

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