フィリピン留学ブログ

【おすすめしない】マニラ空港乗り継ぎ セブパシフィック版

セブ留学に行く際の航空券のルートは複数あり迷われる方も少なくありません。もちろん直行便が一番早く、確実なのですが特に繁忙期などは料金がかなり割高になることが多く、経由便であれば数万円安くなるということも珍しくありません。こちらのブログでも過去に韓国の仁川経由を紹介しました。

セブ留学に直行便は高い…。英語ができなくても心配ない韓国経由はどうでしょう?

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フィリピン留学の費用を抑える手段の1つとして、できるだけ安い航空券を探すという方法があります。 航空券は航空会社や時期によって金額が2倍3倍するほど価格差があります。近年ではLCC (格安航空…

しかし、マニラ経由という選択肢もあり、特に留学生の多くの方が使うLCCのセブパシフィック航空。その多くはこのマニラ経由です。そこでマニラ空港経由を検討する学生さんからも相談を受けることが多いです。
ただし、マニラ空港は世界最悪の空港のランキングでも度々ランクインするなど評判が芳しくありません。最近はだいぶ改善されたと言え、やはり不安が残ります。

そこで、私が実際に乗ってきたので今回はその様子をご紹介します。

まず、結論から言うと「おすすめしません。特に英語に不安がある方、海外に慣れていない方は避けた方が良いです」
これを踏まえた上でどんな状況か気になる方は読み進めてください笑

遅延は日常茶飯事

マニラ空港の乗り換えは過去にも何度か経験があり、毎回何らかのハプニングが起こるのでここ5−6年は利用していませんでした。今回も何かあるだろうと思い、乗り継ぎ時間は余裕をもって3時間30分とりました。

飛行機は定刻通りマニラ空港へ到着したのですが、そこで早速ハプニング発生。どうもターミナルの受け入れ準備にトラブルがあったということで1時間ほど飛行機の中に缶詰にされました。しかも最初の30分以上何のアナウンスもなし・・・暗雲が立ち込めます。

ですが、マニラ空港では遅延は日常茶飯事なので余裕をもったスケジュールにしていました。この時点では「想定の範囲内」とある程度余裕をもっていました。

そして、何とか1時間後には準備ができたということで定位置に移動。

セブパシフィック航空の国際線はマニラ空港の第3ターミナルに到着します。
飛行機を降りて、ターミナルの建物内へ

すると、このような看板が目に入ってくるので 乗り継ぎ(Transfers)の矢印方向に進んでいきます。

LCCのためにターミナルの端になるので、結構長い距離歩くことになります(5分ほど)。ですが直線ですしこのように看板が随所にあるので、迷うことはありません。

直進していくと入国(Arrival)の方は右折、乗り継ぎ(Transfers)の方は直進と分かれる看板が出てきます。

今回は乗り継ぎなので直進します。

乗り継ぎカウンターの罠

直進するとすぐに乗り継ぎカウンターがあるのでスタッフにセブに乗り継ぎであることを伝えると。「国内線の乗り継ぎは入国手続き後外のカウンターでお願いします」とのこと。それなら国際線乗り継ぎって書いてよ!と思うのですが、ここはフィリピン、日本のように丁寧には教えてくれません。そこで入国審査の列に並ぶのですが繁忙期ということもあり、長蛇の列。

乗り継ぎカウンターに行かなければ、もっと前に並べたのにと後悔、、、

入国審査は私の場合は、フィリピンに頻繁に出入国しているのでセブ空港ではいろいろと質問されることが多いのですが、今回は特に何か聞かれることもなくスムーズに通過できました。またこの際e-Travelに登録しQRコードを持っていないと登録してから来てくださいと追い返されかなり時間をロスするので、必ず事前登録をしてください。

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マニラ空港のFree WiFiは激遅い

マニラ空港にもFree WiFiがあります。複数あるのですが、実際に使えるのは「ConvergeFreeWifi_NAIAT3」という接続ポイントです。接続すると下記の画像(右)の画面になるので、CONNECTを押すと接続できます。

しかし、このネット回線が混雑しているのかものすごく遅い、、、、ほぼ使い物にならないレベル。

通常のWebsiteを開くのも時間がかかるので、eTravelの登録にも時間がかかってしまうので、出発前に登録しておくことを強くおすすめします。

乗り継ぎでもスーツケースを一旦受け取る謎システム

マニラ空港は謎のシステムがあります。

通しの航空券だとしても、マニラ空港でスーツケースを受け取り各自税関チェックをする必要がある。

他の空港ではあまり聞いたことがないユニークなシステムで、初めての方だと混乱しがちなポイントです。

入国審査を通過すると、次はスーツケースを受け取りとなるので荷物受け取りの場所(Baggage Claim)に移動します。

Baggage Claimはエスカレーターを降りた場所にあります。

こちらでスーツケースを受け取ります。

お次は税関(Customs)に行き、スーツケース内をチェックしてもらいます。看板には日本語もあるのでここは安心ですね。

しかし、今回は税関職員の方にスーツケースを渡そうとしたら「国内線乗り換えは乗り継ぎデスクがこの奥にあるからそちらに行ってください」と言われてノーチェク。本来はここでチェックがあるはずなのに。。。。こう言うことがあるのがマニラ空港です。

乗り継ぎデスクは写真のように目立つ看板があるので、迷うことはありません。

こちらが国内Transfer Desk。ここで手続きをすることになります。

しかし、前のお客さんが何やらトラブっていてなかなか解決しません。時間がかかっていたら横から他の空港職員の方がきて「乗り継ぎの方ですか?この中に危険物がなければ、チェックインカウンターに向かってください」とスーツケースを預かってくれました。ただし、預けたスーツケースは職員の方がどこかへ持って行ってしまうので初めてだと本当に大丈夫か?と不安になります。

そして、今回はここでもスーツケースの中身の確認はありませんでした笑 良くも悪くもこのあたりが非常にフレキシブルなのもフィリピンの特徴です。

乗り継ぎ便によってはターミナル間移動がある

乗り換え後もセブパシフィック航空であれば同じターミナル内(ターミナル3)で出発ロビーに向かえばOKです。ですが、1日何便かはセブゴーというタイガーエアーとの提携便になることがあります。このセブゴーの便ですとターミナル4に移動しなくてはいけません。今回はこのセブゴー便だったのでターミナル移動が必要でした。

ターミナル間の移動は無料の空港シャトルバスでの移動が一般的です。Terminal Transfer Bus(ターミナル間シャトルバス)に乗るため移動します。

移動自体は常に看板があるので迷うことはまず無いかと思いますが、どんどん人がいなくなり、最後は随分と無機質なエリアになるので、初めての方の場合はちょっと不安になります。

上の最後の写真の奥まで行き右折したところに、荷物検査場がありそこを通過するとTerminal Transfer Busの受付があります。

ここで次のチケットを見せると登録してくれます。

この際の注意事項

  • 次の便の出発時間と便名をすぐに言えるようにしておく。
  • できれば目的のターミナル番号も把握しておく。
  • バスは20−30分に1本程度と少なく、時刻表がなく次のバスがいつくるのスタッフの人もいまいち把握していない。

実は先述の通り1時間機内に閉じ込められていた&入国審査が混雑していたので、この時点で残り1時間しかありませでした。結構焦っているところに「次のバスは20−30分後かなあ」みたいな感じなので、間に合うかギリギリのラインにいました。。。

待合エリアはこんな感じ。繁忙期なのに閑散としており、あまり利用する人はいないようです。これならバスの頻度も低いのは仕方ないのかなと。
シャトルバスの待ち時間も考えると、乗り継ぎ時間は最低3時間、できれば4時間以上は確保しておきたいところです。

その後20分程度でバスが来て、空港職員の方からバスに誘導されます。
バスの中はこんな感じ。

ターミナル4は隣のターミナルだったので10分程度で着きました。かなりこじんまりしたターミナルですね。

この時点で出発まで30分程度とかなり焦っていました。

こちらでチェックインを済ませます。乗り継ぎの人が殆どいないとのとギリギリだったので並ばずにチェックインができたのは助かりました。

手渡された航空券は何と手書き!20年前でも手書きなんてあったかなと思いつつ、ゲートを確認したらTBA(to be announced/まだ未定)と遅延しているもよう。マニラ空港では遅延はごく当たり前のようにあるので、こちらも想定の範囲内ですが自分も遅れていたので助かりました。

荷物検査を通過してゲート前へ。その後ゲートが確定して無事に搭乗できました。

マニラ空港内のカフェなどは良心的な価格

余談ですが、第4ターミナルの待合スペースにもカフェなどがあり、時間がある時でもゆったり過ごせそうです。また、セブ空港は運営がインドの会社が行っており大型リノベーションを行った関係でカフェやレストランの値段が街中と比べて2−3倍という高額になっていますが、マニラ空港は街中よりちょっと高いかなというレベルで良心的な金額になっているのは嬉しいところ。

マニラ空港乗り換えがおすすめできない理由のまとめ

  • 遅延が多い
  • 乗り継ぎ手続きがイレギュラーがなことが多く、英語ができない、海外に慣れていないとトラブルになりがち
  • ターミナル移動はスムーズにいかないことが多く、時間が読みにくい
  • トラブルになってもサポートしてくれるスタッフを探すのが難しい

上記のことから、できる限りセブへの直行便で行くことをおすすめします。

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