1. パスポート取得・更新の手続き
日本でパスポートを新規取得または更新する際には、以下の手続きが必要です。
- 必要書類:
- 一般的には、以下の書類が必要です。
- 一般旅券発給申請書(窓口またはオンラインで取得)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの)
- 写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートルの縁なしで、無背景(無地で淡い色)で6ヶ月以内に撮影したもの)
- 一般的には、以下の書類が必要です。
- 手続きの流れ:
- 申請書類を揃えて、パスポートセンターまたはオンライン申請(更新の場合)システムに提出します。
- 申請から約1〜2週間で発行されます。
- パスポートセンターに受け取りに行く。
オンライン申請の場合でも、受け取りはパスポートセンターに直接行く必要があります。
いつからパスポート更新はできるのか?
パスポートの更新は有効期限が1年未満になったタイミングで可能です。1年以上の期間がある場合は更新は不要です。また、更新後のパスポートの有効期限は発行日からカウントされるために、古いパスポートの有効期限は考慮されないため、早めの更新だとそれだけ期間が短くなってしまいます。更新手続きはご自身のスケジュールを加味して行ってください。
パスポート発行手数料(2024年9月現在)
- 10年間有効:16,000円
- 5年間有効:11,000円
- 5年間有効(12才未満):6,000円
2. 更新手続きのオンライン申請の利便性と注意点
2023年3月27日から、マイナンバーカードとマイナポータルを利用することでパスポートの更新申請がオンラインでもできるようになりました。今までは申請と受け取りの2回パスポートセンターに行く必要がありましたが、オンライン申請することで受け取りのパスポートセンターに行くのは1回のみになり時間の節約にもなりおすすめです。詳細は下記の政府広報のページをご確認ください。
上記のように、受け取りまで完全にオンライン化にはなっておりませんのでこの点はご注意ください。
3. フィリピン入国時のパスポート有効期限に関する注意点
フィリピンに入国する際には、パスポートの有効期限に特別な注意が必要です。
フィリピンの入管の公式発表では、日本や韓国を含む41の国籍については、滞在期間の有効期限があれば入国可能としています。
【参考: フィリピン入国管理局】
しかし、日本の外務省の公式サイトでは、パスポートの有効期限が6ヶ月未満での入国拒否や搭乗拒否の例が報告されています。そのため、フィリピンへの旅行を計画する際には、有効期限が6ヶ月を切る前に更新を行うことが推奨されます。
フィリピン入国やフィリピン行きフライト搭乗に際し、パスポートの残存有効期間が6か月未満のため、入国拒否や搭乗拒否に遭う事例が発生しています。日本を含む特定国のパスポートは、残存有効期間が6か月未満であってもフィリピン入国可とフィリピン政府は発表しておりますが、右次第から、フィリピン滞在予定期間に6か月を加えた残存有効期間のパスポートをご用意いただくことを強く推奨します。
【参考: 外務省サイト】
4. フィリピン滞在中にパスポートを紛失した場合の対処法
フィリピン滞在中に万が一パスポートを紛失した場合、在フィリピン日本大使館で迅速に対応することが重要です。
必要な手続き:
1. 最寄りの警察署で紛失届を出し紛失(盗難)証明書(Police Report)を発行してもらう。
2. 日本大使館で再発行手続きを取る。
その際に必要なものは下記になります。
- 一般旅券発給申請書(大使館備付け)
- 紛失一般旅券等届出書(大使館備付け)
- 6ヵ月以内に発行された戸籍謄(抄)本
- 警察発行の紛失(盗難)証明書(Police Report)
- 写真(縦4.5cm×横3.5cm,無帽,無背景,6ヵ月以内に撮影されたもの) 2枚
- 顔写真付き身分証明書(運転免許証,フィリピン旅券,School IDなど)
より具体的な手続きについては、在フィリピン日本大使館の公式サイトを参照してください
【参考: 在フィリピン日本大使館】
まとめ
フィリピンへの渡航や留学を計画している方にとって、パスポートの有効期限や更新手続きは非常に重要です。特に、フィリピンでは滞在中の有効期限が問題になることがあるため、早めに確認、対処することをお勧めします。また、オンライン申請の利便性を活用しつつ、万が一の紛失時には日本大使館に至急連絡をして、指示を煽ってください。