フィリピン留学ブログ

留学のプロが教える海外旅行保険の選び方。お得で安心できる保険はどれ?

海外渡航の際は、万が一に備えて保険に加入しましょう。「保険は難しくてよく分からない」「どんな保険にすればよいか不安」という方に、ズバリ選び方を説明します。

※保険によって内容・規則は異なります。すべてを網羅することは難しいため、必ずご利用の保険会社の規約をご確認ください。

海外旅行保険の必要性

日本では健康保険への加入が義務付けられているため、病院に行っても医療費の一部しか支払わなくて済みます。しかし、海外では日本の保険を利用することはできないため、海外用の保険をかけておく必要があります。

「保険は必要ない」と考える方もいますが、慣れない海外では体調を崩しやすく、病院を受診した際は驚くほどの高額請求になる場合があるばかりか、救急車は有料の国がほとんどです。万が一の時に、最悪の事態に陥らないように必ず保険には加入するようにしましょう。

補償されるケース

海外旅行保険は下記のようなケースに対して補償を受けられます。特に★がついた項目は重要度が高く、その補償内容は吟味する必要があります。一方、*がついた項目は人の価値観にもよりますが重要度は低いです。

補償項目補償を受けられる状況
傷害死亡怪我が原因で死亡した場合
疾病死亡病気が原因で死亡した場合
後遺障害怪我が原因で後遺障害が生じた場合
疾病治療★病気の治療費が発生した場合
傷害治療★怪我の治療費が発生した場合
賠償責任旅他人を怪我させたり、他人の者を壊したりして損害を与え、法律上の損害賠償責任を追った場合
携行品損害*携行品 (カメラ、宝石、衣類など)が、盗難・破損・火災などの偶然の事故によって損害を受けた場合
救援者費用救援救助が必要な場合や怪我や病気や死亡により親族が救援者として渡航する場合
航空機遅延費用*航空便が遅延したことで損害 (宿泊費や食費)が発生した場合
航空機寄託手荷物遅延*預け入れ荷物の到着が遅れ、着替えや日用品を購入しなければならなかった場合

※詳細は各保険会社によって異なりますので、必ずご確認ください。

保険の種類

都度加入するタイプの保険

海外渡航の度に加入する海外旅行保険です。費用は高めですが補償内容が手厚く、3ヶ月を超える長期留学でも利用できます。

海外旅行保険と海外留学保険の違いは何ですか?
ほぼ同等ですが、海外留学保険は契約期間を長期にできる、居住を前提とした賃貸物件における損害賠償や携行品の損害への補償が手厚いといった違いがあります。フィリピン留学においては海外旅行保険で十分なケースがほとんどです。

クレジットカードの付帯保険

クレジットカードには、海外旅行保険が付帯するカードがあり、条件があえば無料で保険を利用することができ大変お得です。

ポイント1 有効期間内の渡航か
多くのクレジットカードで出発から帰国まで3ヶ月以内の海外渡航であれば利用ができるカード会社が多いです。カードによっては1ヶ月以内となっている場合があるので注意が必要です。

ポイント2 自動付帯か利用付帯か
クレジットカードの会員であれば何もしなくても保険が利用できるのが自動付帯です。一方、旅費の一部をクレジットカード払いにすることで利用できる場合が多いのが利用付帯です。必ずどちらか確認しましょう。

ちなみに利用付帯の条件となっている旅費の支払いは、保険を利用したい旅費のうちで下記のいずれかを指します。

  • 海外渡航で利用する航空券
  • 空港へ向かうために利用した電車賃
  • 空港へ向かうために利用したバス代
  • 空港へ向かうために利用したタクシー代
  • 募集型企画旅行の料金 (ツアー代金)

※レンタカーや車のガソリン代、有料道路料金、前泊したホテル代は条件となりません。
※カード会社によっては、旅費の支払いでは保険利用できないことがあります。事前に必ず確認してください。

ポイント3 補償内容
クレジットカードの補償内容はあまりよくありません。

特に重要度が高いのが「疾病治療」「傷害治療」の項目です。都度加入の保険で1,000万円以上の補償額ですが、クレジットカードの保険では200~300万円程度に抑えられています。これを必要十分と考えるかは考え方による部分が大きいです。

短期留学で海外旅行保険をタダにするたった一つの方法

留学費用において学費、航空券に次いで大きな出費になるのが海外旅行保険です。万が一の場合に備えて必ず…

留学費用において学費、航空券に次いで大きな出費になるのが海外旅行保険です。万が一の場合に備えて必ず加入して欲しいものですが、3ヶ月以内の短期留学であれば、なんと0円で加入できる海外旅行保険はあります…

補償額はどの程度必要?

医療費はアメリカなど欧米圏ほど高く、東南アジアはそれよりは低いですが、外国人が訪れるレベルの医療機関では高額になりがちです。そこで、補償額をどの程度に設定すればよいのかという悩みが生じてきます。

例えば、「とにかく手厚い保険が良い」という考えであれば、トラブルが起こる可能性の高低に関わらず、あらゆるリスクに対応できる保険が良いでしょう。その代わり、保険料は高くなります。

一方、「できるだけ保険料を節約したい」という考えであれば、起こる可能性が極めて低いトラブルへの補償は下げたり、無くしたり (例:大病を患って看護師同伴でチャーター機で帰国するような莫大な費用が発生するケースは想定しない)、万が一の際は補償を諦める(例:航空機が遅延した損害や盗難被害時に補償は求めない)という判断が必要になります。

大事なことはトラブルが生じ、保険でカバーできない損害が発生した時、その損害を許容できるか否かが、保険の必要性を判断する材料になります。万が一の際に責任を負うのは自分自身ですので、必要な保険を選んでください。

キャッシュレス保険とは

通常の海外旅行保険では、医療費は一旦自分で支払い、帰国後に保険会社に請求する流れになります。医療費が高額だった場合は、一旦支払うための現金調達が面倒ですし、医療機関でクレジットカードが使えない場合もあります。

キャッシュレス保険であれば、保険会社から医療機関に直接支払いが行われるため、医療費を一旦支払う面倒がありません。ただし、キャッシュレスでの利用は保険会社と提携している医療機関に限られます。医療が必要となった際は、事前に保険会社の窓口に連絡し、提携医療機関を紹介してもらうようにしましょう。

保険の加入時期

日本を出国すると海外旅行保険への加入はできなくなります。空港には海外旅行保険の加入窓口や自動販売機がありますが、割高なセットプランしか販売されていないことが多いです。そのため、余裕をもって事前に海外旅行保険に加入するようにしてください。

特にクレジットカードを新規発行して海外旅行保険を利用したい場合、審査および郵送までに時間を要する場合がありますので、ご注意ください。

保険期間の延長

現地で予定が変わり海外滞在を延長すると、保険の契約期間が切れてしまいます。保険を延長するにはどうすればよいでしょうか?

都度加入タイプの保険
本人が海外にいながら手続きすることはできませんが、日本にいる両親などを代理人として、保険会社に延長手続きをとることが可能な場合があります。

クレジットカードの保険
多くのカード会社の場合、出国から3ヶ月まで有効なため、3ヶ月以内であれば特に手続きは必要ありません。ただし、3ヶ月以上に延長することはできません。

複数の国を渡航する場合

フィリピン留学を終えて、日本に帰らずにオーストラリアに向かう場合など、一度の海外渡航で複数の国をまわる場合ですが、多くの保険では特に手続きが不要です。

渡航時に持っていくべきもの

  • 海外旅行保険の保険証や付保証明書
  • 保険会社の緊急窓口の電話番号
  • 保険の利用方法など記された書類
  • クレジットカードの付帯保険の場合はクレジットカード
付保証明書とは何ですか?
加入している保険の概要が記された書類です。海外旅行保険の場合は英語が付記されているため、外国の医療機関でも保険に加入していることを証明できます。また、一部の国では入国に付保証明書の提示を求められる場合があります。

お勧めの海外旅行保険

「万が一の際、保険が十分か不安」
「とにかく安心できる保険がよい」
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