学校に事前に支払う費用はエージェントを通じて支払うことになりますが、それ以外にも学校への現地支払い費用や生活費があり、これらのためにいくら持っていけばよいかは誰もが悩むところです。
いくら持っていけばいいの?
現地で不足するのが心配
安全に管理できるか不安
この記事ではいくらくらいお金を持っていけばよいか解説します。また、より詳しく解説した記事へのリンクも載せてあるため、ぜひ参考にしてください。
1. 学校に支払う費用
学校への支払い費用は2回に分かれています。
出発前支払い費用
出発前にエージェントを通じて学校に支払う費用です。一部の学校では異なる項目も事前支払いとしている場合があります。こちらの費用は支払済みとなるため、出発に際して持参する資金に含める必要はありません。
- 入学金
- コース料金(授業料、宿泊料、食費を含む)
現地支払い費用
これ以外にも学校に現地で支払う費用があります。こちらは持参する資金に含めておく必要があります。
- 空港ピックアップ費
空港から学校までの送迎費用です。 - SSP(Special Study Permit)申請費
期間を問わず取得が必須となる就学許可証です。 - ACR I-CARD申請費
60日以上の滞在で必要となる外国人登録証 - ビザ延長費
31日以上の滞在で必要となります。 - テキスト代
期間やコースによって金額が異なり、購入分であることが多いです。 - 電気代
お部屋のエアコンを利用した際などの電気代です。 - 水道代
トイレやシャワーなどの水道代です。 - 施設管理費
飲料水や各種施設の利用料やメンテナンス費です。 - IDカード作成費
入学時に作成する学生証の発行費です。 - 前泊・延泊費
宿泊日数が増えた際に発生します。 - 追加レッスン費
コースに含まれていないレッスンを希望した場合に必要です。 - 保証金
卒業時に設備に破損などがなければ返金されます。
※学校によって項目は異なり、不要なものや記載のない項目がある場合があります。
現地払い費用の一例(4週の留学)
これらの現地支払い費用は滞在期間に応じて金額は変わってきますが、4週間の現地支払い費用の一例は下記のイメージです。
項目 | 単価 | 金額 |
---|---|---|
空港ピックアップ費 | 1回あたり1,000ペソ | 1,000ペソ |
SSP申請費 | 1回あたり6,500ペソ | 6,500ペソ |
テキスト代 | 4週あたり1,000ペソ | 1,000ペソ |
光熱費 | 1週あたり500ペソ | 2,000ペソ |
施設管理費 | 1週あたり500ペソ | 2,000ペソ |
IDカード作成費 | 1回あたり200ペソ | 200ペソ |
保証金(卒業時に返金) | 1回あたり3,000ペソ | 3,000ペソ |
合計 | 15,700ペソ(約39,250円) |
現地支払い費用の把握方法
学校へのお申し込みが完了すると、学校が発行する書類がいくつか渡されることになります。その書類のいずれかに現地支払い費用について案内されていることが多いです。
- 準備のためのガイドブック
- Student Invoice(学生向けの請求書)
いずれにも案内がない場合や、金額が分かりにくい場合は、エージェントに聞けば教えてもらえます。
現地での支払い方法や時期
ほとんどの学校でフィリピンペソによる現金払いのみとなっており、クレジットカードなどのキャッシュレス払いはできません。
入学初日には新入生がスタッフ引率でショッピングモールなどへ両替に行くスケジュールが組まれています。この時に、現地払い費用と当面の生活費を両替するとよいでしょう。両替を終え学校に戻ってきた後に、現地払い費用の支払いが求められることになります。
- 事前に両替して準備しておく不要はない。
- 現金で持っていき入学初日に両替して支払う。
2. 現地の生活費
フィリピン留学はコース料金の中に、宿泊費や食費が含まれているために、勉強だけに集中するような生活を送っていると、現地では日用品の購入以外にお金を使うことがありません。
しかし、週末に友達とお出かけして食事やショッピングをしてリフレッシュ、さらに観光ツアーなどのアクティビティに参加して思い出も作りたいと考える人がほとんどで、そのための生活費を準備しておく必要があります。
この生活費は個人差が極めて大きいです。留学前はあまり遊びに行かないつもりでも、現地で友達ができたりして外食の頻度が増えたり、アクティビティやツアーに行くことになり出費が増えることもあります。念のための予備費を組んでおくとよいでしょう。
生活スタイル | 1ヶ月あたりの生活費 |
---|---|
ストイック派 ほとんど遊びに行かず1ヶ月に1~2回ほど外食する生活 | 5,000~10,000円/月 |
バランス派 週1~2回ほど外食する生活 | 20,000~30,000円/月 |
週末充実派 週2~3回ほど外食し、週末は観光に出る生活 | 40,000~50,000円/月 |
期間別の費用イメージ
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3.安全にお金を持って行く方法
現地で学校に支払う費用や、生活費をすべて現金で持っていくと、留学期間が長くなればなるほど10万円以上の大金を持っていかなければならなくなります。到着するまで大金を持っているのは不安ですし、学校到着後も紛失や盗難に遭わないよう気を使って管理しなければなりません。
そこで、現金は最低限にして、クレジットカードや国際キャッシュカードなどを使って現地のATMから現金を引き出す方法があると便利です。この方法であれば多額の現金を持ちある必要はないため、安全に資金を管理できます。
ただし、現地のATMは給料日になると行列ができたり、1回の引き出し上限額があったりと、日本のATMに比べて制限が多いです。頼り切るのもリスクがあるため、現金とバランスよく持っていくのがベストな選択になります。
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フィリピン留学に持っていく資金について、いかがだったでしょうか。
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