海外に行く際のお金は、現金やクレジットカード、国際キャッシュカードなど様々な選択肢があります。その中でも安全性や利便性に優れ、さらに海外旅行保険などの付加価値も充実しているのがクレジットカードです。海外に行く際は是非一枚は準備したいところです。
この記事では海外渡航で便利なクレジットカードはどのようなものかを解説し、最後にお勧めのカードをご紹介させて頂きます。
※2024年9月時点の情報です。カードのサービス内容は変更がある場合がありますので、ご注意ください。
国際ブランド
クレジットカードには様々なブランドがあり、ブランドによって利用できるお店(加盟店)が変わってきます。カードの表面に記載されているロゴマークでブランドは分かります。
ブランドはかなり多く存在しており、飲食店のレジなどでカードのブランド(ロゴマーク)がずらっと並んでいる表を目にしたことがあるでしょう。あまりに数が多くて、自分のカードを探すのに苦慮したこともあるのではないでしょうか。一例をあげると…
- VISA
- Mastercard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- UC
- Orico
- UFJ
- セゾン
- OMC
- UCS
- VIEW
- 楽天
この中で海外でも使えるブランドはVISA, Mastercard, JCB, American Express, Diners Clubの5つのみで、この海外で使えるものを「国際ブランド」と呼びます。
その他のブランド他は主に日本国内でしか利用できる加盟店がありません。しかし、そのようなカードは国際ブランドと提携することで、海外でも利用でき、利用者の利便性を落とさないようにしています。例えば、国内発行数No.1の楽天カードの表面には、楽天のブランドマーク以外にVISA, Mastercard, JCB, American Expressの4つの内一つの国際ブランドが書かれています。これはカード申し込み時に選択するのですが、「楽天カード」の加盟店と「選択した国際ブランド」の加盟店で利用できるようになるわけです。
海外で使うためには国際ブランドであることが必須となります。
加盟店の数で選ぶ
国際ブランドのカードだからといって、海外のすべてのクレジットカード対応のお店で使えるわけではありません。お持ちのカードの国際ブランドが使えるお店(加盟店)である必要があります。
VISA, Mastercard
アメリカ発祥のブランドで、加盟店が非常に多い。世界中の国々で、都会でも地方でも使える店舗が多いため、いずれかを持っておけば困ることは滅多にありません。
JCB
日本発祥のブランドで、アジア主要都市やハワイなどで日本人が多く訪れる店舗では使えることがあるが、使えない店舗も多いです。
American Express, Diners Club
アメリカ発祥のブランドで、アメリカやカナダでは多くのお店で使えますが、ヨーロッパやオセアニアなどでは使える店舗が少ないことがあります。
VISAかMastercardを持っていくのが便利でしょう。お持ちのカードがJCBやAmerican Express, Diners Clubでどうしても海外でも使いたい場合は使えない場合に備えて予備カードとして、VISAかMastercardを準備しておくと安心です。
海外キャッシング機能もチェック
店舗でカードを提示するキャッシュレス決済は便利ですが、クレジットカードが使えない店舗もあります。欧米諸国では少額でもカードで決済する人が多いですが、フィリピンではまだまだカード対応ではない店舗も多いです。
フィリピンでクレジットカードが使えるのは、ショッピングモールやホテル、外国人が出入りするレストラン(現地では高級なお店)くらいで、タクシーやローカルなお店では使えません。では、クレジットカードは必要ないのでしょうか?
クレジットカードには海外キャッシング機能を使って、海外のATMで現金を引き出すことができます。キャッシングはカード会社からの借金には違いないのですが海外ならではのメリット(下記)も多いため、日本ではキャッシング機能を絶対に使わない方でも海外に限り使う方が多くいます。
- 多額の現金を持ち歩かなくてよくて安全
- 日本から多額の現金を持ち込む必要がないため資金管理が楽
- 両替所に行かなくてよい(ATMの方が圧倒的に数が多い)
同じようにATMから現金を引き出す手段として国際キャッシュカードやVISAデビットカードがありますが、クレジットカードの方が手数料等で有利な場合が多いです。
海外キャッシングの注意点 一時的にカード会社からお金を借りていることになるので、返済期間が長引くことないように利用額を一括返済ように設定してください。カード会社によっては海外キャッシングはすべてリボ払いになるものもあり、知らないうちに返済額が膨らむ恐れがあります。大変危険ですので、リボ払いの返済額の設定を増額することで一括返済するようにしてください。
短期留学には海外旅行保険が付帯するカードがお得
クレジットカードに海外旅行保険が付帯する場合、3ヶ月以内の海外渡航では無料で保険を掛けることができます。補償内容に差があるため単純な比較はできませんが、都度加入する保険が1ヶ月1万円程度かかると考えると大変お得です。
出国前に交通費などをカードで支払うことが保険利用の条件となる利用付帯のカードと、その条件が必要ない自動付帯のカードがあります。
空港ラウンジで快適な空の旅を
空港にはラウンジと呼ばれる休憩スペースがあり、ドリンクや軽食を飲食できたり、電源があるためパソコンで作業することもでき、ソファなど快適な設備が整っています。落ち着いた環境で過ごせるのが魅力で、特に搭乗まで長い時間待つ時など大変便利で、一度使うとやめられないと言う人も多いサービスです。
このような快適なサービスは誰でも利用できるわけではありません。例えば、ビジネスクラスやファーストクラスの利用者のみ使えるラウンジや、クレジットカードの上級会員(ゴールドカードなど)の特典として使えるラウンジがあります。
ゴールドカード以上の顧客にラウンジ利用を特典としてつけるカード会社は多くあります。ただし、日本の空港のラウンジでしか使えない(海外で使えてもハワイや韓国くらい)ことが多いです。
プライオリティパスという最強サービス
提携している世界中の空港のラウンジを利用できてしまうプライオリティパスというサービスがあります。
プライオリティパスの年会費
- 回数無制限のプラン $469(約65,000円/年)
- 年間10回まで無料のプラン $329(約46,000円/年)
- 1回$35で利用できるプラン $99(約14,000円/年)
かなり高額なサービスで、入会を躊躇われてしまう方が多いと思いますが、このサービスを安く利用できるクレジットカードが存在するのです。
楽天プレミアムカード
・年会費:11,000円(税込)
・特典:プライオリティラウンジを年5回まで利用、空港手荷物宅配サービスも年2回まで無料
楽天ブラックカード
・年会費:33,000円(税込)
・特典:プライオリティラウンジを無制限利用($469相当)、自動付帯の海外旅行保険、空港手荷物宅配サービスも年2回まで無料
お勧めのクレジットカード
上記を踏まえて、最新のおすすめのクレカ情報をまとめました。是非チェックしてみてください。
留学やワーホリの際にはクレジットカードがほぼ必須となっています。オーストラリアではかなりキャッシュ…
留学やワーホリの際にはクレジットカードがほぼ必須となっています。オーストラリアではかなりキャッシュレスが進んでいますし、フィリピンでもホテルや飲食店、スーパーなどでクレジットカードが利用できますし、…