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円安?円高?留学やワーホリにどう影響するの?留学生必見の為替解説!

ここ1〜2年、円安が急激に進み、一時期は1ドル=160円を超えることもありましたが、2024年9月現在では一転して1ドル=140円程度まで円高が進んできています。とはいえ、数年前までは1ドル=105〜120円程度だったことを考えると、まだまだ円安が続いていると感じるかもしれません。

特に留学やワーキングホリデーの準備をしている方にとって、為替の変動は大きな影響を与えるものです。「いつ支払うべき?」「円高はさらに進むのか?」という質問もよく頂きます。今回は、留学生視点で「円高」「円安」がどのように影響するのかを解説します。

円高・円安が留学に与える影響とは?

まず、円高・円安がどういったものかを簡単に整理しましょう。

  • 円高:1ドル=100円から90円になると、円の価値が上がり、少ない円で多くのドルを買える状態です。留学費用を円で貯めている人にとっては、海外での支払いが安く済むので「円高」は嬉しいニュースです。
  • 円安:逆に1ドル=100円から110円になると、円の価値が下がり、同じドルを買うのに多くの円が必要になります。日本円で支払いをする人にとっては不利ですが、海外でワーホリ中に稼いだお金を円に換える場合、円安の方が得をすることになります。

留学準備中の人は「円高」が有利!

留学資金を貯めている人にとって、円高は大きなメリットです。円高になれば、海外の学費や生活費が少ない円で賄えるため、費用を大幅に抑えることができます。例えば、1ドル=160円の時に支払う学費と、1ドル=140円になった時に支払う学費では、数万円、場合によっては数十万円の差が生まれることもあります。

「円高の時に支払うのがおすすめですか?」という質問もよく受けますが、それはその通りです。ただし、為替がいつどのように動くかは誰にも予測できません。短期間での為替の変動を見て毎日一喜一憂するよりも、計画的に費用を準備し、必要なときに支払うのがベストです。

ワーホリ中の人は「円安」が嬉しい?

一方、ワーキングホリデーなどで海外で働いている人にとっては、円安の方が有利です。例えば、オーストラリアやカナダで働いている場合、現地通貨を日本円に換える際に、円安の方が多くの円を手に入れることができます。1ドル=160円の時に稼いだお金を日本円に換えると、1ドル=140円の時に換えるよりも多くの円が手元に残るわけです。

帰国後、海外で貯めたお金を日本で使う予定の人にとっては、円安のタイミングで日本円に換える方がメリットが大きくなることを覚えておきましょう。

為替予測はプロでも難しい

「円高になるのを待つべきか?」「円安が続くのか?」という疑問は誰でも抱きますが、短期的な為替の動きを予測するのは、世界中の金融のプロでも絶対的なことはわかりません。ニュースやSNSで「円高予測」「円安予測」を耳にすることもありますが、あくまでそれは予測に過ぎません。すごそうな肩書きを持つ専門家の予想も後で調べてみると大きく外していることも日常茶飯ですし、本人も確信をもっているわけではないので、自分の予想に大金を賭けるようなことはしていません。

もし、毎回の予測が当たる人がいたら、その人はすでに億万長者になっているはずです。為替の動きは、さまざまな要因が複雑に絡み合って非合理的な動きをするので、未来の動きを正確に当てることは不可能です。

まとめ:為替に振り回されず、留学準備に集中しよう

留学やワーホリに向けての費用準備は、為替の変動によって大きく左右されますが、短期的な為替の動きに一喜一憂する必要はありません。留学前の準備期間は限られているため、為替のチェックに時間を費やすよりも、語学力の向上や必要な手続きを進めることに集中する方がはるかに有意義です。

為替の動きは運の要素が強いため、あくまで「タイミングを見計らう」のではなく、運試し程度に考えて留学の準備をすすめていきましょう。

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