フィリピン留学ブログ

【学校訪問】中高年から支持!リピーターも多い日系校CAEAを徹底取材!

近年ではリタイヤした後に留学したいというアクティブシニアが増えています。身につけた英語で海外旅行をより楽しみたいとか、リタイヤメントビザを取得して海外にロングステイしたいとか素敵な夢の準備としてフィリピン留学を選ばれる方は多いです。

しかし、シニアの方にとって心配なのが、留学生は若い人が多いということ。もちろん気にされない方もいますが、やはり自分だけ浮いてしまわないか不安になってしまうのは仕方ありません。そこで「シニアが多い学校はありませんか?」と聞かれることは多いのですが、シニア専門といった学校は存在せず、この悩みを解決してくれる学校は貴重です。

筆者が知る限り、比較的シニアが多い学校はフィリピン全土でも数えるほどしかありませんが、セブにあるCAEAは有力な候補になる学校と言えるでしょう。この学校は2012年設立で長く運営されている日系学校です。

社会人年代から支持される学校で年齢層が高いということがあっても、30~70代くらいと幅広い年代が一般的です。しかし、CAEAの年齢層はもっと高めで中高年の留学生がメインになっており、明らかに他校とは異なります。

この度、訪問することができましたので、CAEAの魅力をレポートさせて頂きます!

どんな場所にある学校?

セブの語学学校は、中心都市であるセブシティ周辺もしくは空港とリゾートがあるマクタン島にありますが、CAEAはセブシティエリアにある学校です。

セブ州議会議事堂などがあるセブシティ中心部にあり、徒歩10分ほどの場所にショッピングモールの“Robinsons Fuente”や“Robinsons Cybergate”があり、総合病院の“Chong Hua Hospital”、そして周辺には様々なレストランなどの飲食店があります。

なお、CAEAが入居するホテル、そして1階にある日本食レストランはすべて同じ日本人オーナーが経営しています。

巨大ショッピングモールの“Ayala Center Cebu”まで車で10分、セブのビジネスタウン “ITパーク”まで車で15分ほどの距離になります。また、マクタン島にあるリゾートエリアは車で1時間ほどの距離となります。

ホテルと一体型のキャンパス

日本人が経営するHOTEL ASIAの中にCAEAの教室はあります。1階には日本食レストランもあり、極端な話、建物の外に出ることなく一日を過ごすことも可能です。

校舎

さっそく中に入ってみましょう。

校舎はホテルの一部を使用しているコンパクトなものです。学生定員も最大で40名ほどでアットホーム感のある規模ですし、学生寮はホテル部分、食事も1階のレストランとなるため、校舎部分は最小限でよいということでしょう。

こちらの掲示板には授業スケジュールやお知らせなどが貼り出されます。

CAEAはマンツーマンレッスンしかないため、教室は1種類のみです。100%マンツーマンであれば、シニアの方でも無理なくマイペースにレッスンを進めることができます。

個室タイプのため、他の人の視線が気にならず、周りの声も気になりにくいレッスンに集中しやすい設計と言えるでしょう。

特徴的なのが、天井には反響音を抑制するために凹凸のついた吸音材が貼り付けられています。形状は違えど吸音材を取り付けている学校は数校しか知りません。

フィリピン留学はマンツーマンレッスンによって発話時間が長いことが魅力ですが、レッスン時間になると大勢の人が一斉に発話します。しかもクリアに発音するために比較的大きな声で話すことも多く、そのボリュームはかなりのものです。さらに壁や天井などに反響した声で、目の前の講師の会話も集中しないと聞き取れないこともあります。

CAEAの教室は防音室ではないので、まったく音漏れしないというものではありませんが、この吸音材によって反響音を抑えることができ、講師の声はかなり聞き取りやすくなるわけです。これは多くの学校で取り入れて欲しいですね。

こちらは講師のミーティングやトレーニングに使われる部屋。

講師のトレーニングにも力を入れており、厳しい選考を終えた講師は仮採用としてCAEAの基本メソッドを使いこなせるようにします。その後、正規雇用となった後もトレーニングは3ヶ月続き、すべてのメソッドを修得する必要があるそうです。

休憩スペースも用意されています。

訪問時は学生さんが4名ほど休憩されていましたが、全員日本人のシニアの方でした。

2度目の留学なのですが、CAEAはシニアの学生が多いので、自分の年齢を気にしなくてよく気楽ですね。学校の方 (日本人スタッフ)も50代で落ち着いていて他と違うでしょう。

CAEA シニアの学生さん

学生寮

校舎が入居しているホテルに宿泊します。

教室があるエリアを出ると、すぐにホテルの部屋があります。通学が不要で、休憩時間に部屋に簡単に戻ることもできます。

お部屋は十分な広さで、ベッドもホテルグレードのものになるため、快適に休むことができそうです。

エアコンは日本でも主流の室外機が別のセパレート式のため、音も静かで冷却能力も高いものです。フィリピンでよくある室内外機一体型のエアコンは動作音がうるさいですから、意外とポイントが高い点です。

その他にも、テレビや冷蔵庫が設置されています。

もちろん、ホテル全体でWi-Fiの提供が行われており、パソコンやスマホを接続して頂けます。

セブのホテルでは珍しいバスタブがあるタイプのお部屋もあります。お湯につかると疲れがとれますから、シニアの方には非常に評判がよいとのことです。またトイレにはウォシュレット付きなのも、日本人には嬉しいポイントですね。

※一部グレードのお部屋はシャワーのみとなります。

教育面の特徴

CAEAは「瞬発的に会話が出来るようにする」ことをコンセプトにカリキュラムを設計しています。

まず案外学生が疎かにしがちな「聞く」ことについて、フィリピン人のクリアな発音だけでなく、様々な音声教材を使うことでネイティブの発音でも聞き取ることができるスキルを身につけます。

「話す」ことについても、瞬発力を持って発話でき、反復練習によって定着させるための実績あるメソッドをアレンジして使用し成果を上げています。また、発音についてもフォニックスを教材として利用し、信頼度の高い方法で英語力を引き上げることができます。

初心者に対しては日本人スタッフが学習を手助けするなど、日系校らしく初心者に優しいサポート体制になっており挫折してしまう心配がありません。

なお、レッスンはすべてマンツーマンになっており、英会話中心の内容になっています。日本人100%で年齢層も高めのため、講師達も中高年の学生に合わせたレッスンを展開しています。そのため、シニアの方でもプレッシャーを感じず、楽しくレッスンが受講できると評判です。

安心のサポート

CAEAのオーナーは来年80歳を迎えるそうで、ご自身がシニアであることからシニアのニーズをよく理解して安心できる学校運営を行えることが強みです。

派手さはない学校なので多くの学生さんが来ることはないけれど、一度入学してくれるとその良さが分かってもらえます。リピーターが非常に多いのも大きな特徴です。

CAEAで70代の学生は珍しくありません。80代という方もちらほらいますし、来年は90歳の学生が入学するのですよ。

CAEA オーナー

一般的な語学学校ですと、30代後半にもなると「まわりが若くて不安」と、年齢を気にされる人も多くなってきますがCAEAであれば40代でも若手です。そしてアクティブなシニアと出会うことで、逆にエネルギーがもらえる学校だと感じました。

CAEAのまとめ

メリット

  • シニア層の比率が高いため、中高年の学生にとって居心地がよい
  • すべてマンツーマンレッスンのため、丁寧にかつマイペースに学習を進めることができる
  • ホテル滞在&日本食レストランがあるため、海外でもストレスが少ない生活を送れる

デメリット

  • ストイックに勉強したり、テスト対策などを希望する学生には合わない

こんな方におすすめ

自分の年齢が気になるシニアの方
勉強も生活もゆったりするスタイルを希望の方
細かい文法などをより、楽しく英語を話すことを目的する方

シニアなど年齢層が高い学校をお探しの方にオススメです。


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