スパルタ式というとバギオが有名ですが、セブにもスパルタ式で古くから実績を上げている学校があります。
2004年に設立されたCG -Cebu Globalization Academy-は、セブ市の南に隣接するタリサイ市にスパルタキャンパスがあり、平日外出禁止の厳しい環境で、飛躍的に英語力を高めたい学生が集まっていました。
そのCGがセブ市内にオープンさせた2ndキャンパスがバニラッドキャンパスです。教育品質の高さはそのままに、スパルタではない自由度を持たせたルールとすることで、より多くの学生とのマッチングを狙った学校になっています。
多くのフィリピン留学を検討している人にとって、候補の一つにあがりやすいCGバニラッドキャンパスを訪問してきましたのでレポートします！
どんな場所にある学校？
セブの語学学校は、都会的な生活ができるセブシティエリアと、空港とリゾートがあるマクタンエリアに分かられます。CGバニラッドキャンパスはセブシティの学校になります。
中心市街地に隣接する住宅地であるバニラッド地区にあり、富裕層の住宅地が点在するセブでは比較的治安もよいとされる場所で語学学校が多く設立されています。
徒歩圏にGaisano Country Mall、BTC、STEREETSCAPEと3つのショッピングモールがあり、周辺には外国人や富裕層から人気のカフェやレストラン、スポーツジム、スパ、日本食材店があり大変便利です。
キャンパスは大通りから住宅街へ入った場所にあるため、便利ながら静かな環境で生活することができます。
巨大モールであるAyala Center Mallまでタクシーで10～15分ほど、セブで最も整備されたエリアであるITパークも車で5分ほどです。マクタン島のリゾートエリアへは車で1時間ほどの距離になり、週末利用で訪れることができます。
市街地にあるリゾートキャンパス
CG バニラッドキャンパスは、セブ市の中心からも近い住宅密集地にありながら、広々とした敷地と低層の建物からなる開放感のあるリゾートキャンパスを有しています。
中に入るとリゾートホテルのようなヴィレッジ (警備員常駐で一般人は敷地内に入れない高級住宅地)のような雰囲気です。街中にいることを忘れてしまいそうな環境ですね。
以前、別の学校のキャンパスだった時に訪れたことがあるのですが、建物はCGのシンボルカラーであるパープルに塗り替えられるなど大規模にリフォームされ、新たな建物も作られていました。
もちろん敷地に入るためには警備所を通過しなければならず、関係者以外は立ち入りができない安全なキャンパスです。
校舎
まずはオフィスのある建物にお邪魔します。日本人スタッフも常駐しているため、困りごとなどの用件があると訪れることになります。
掲示板には学校からのお知らせが貼り出されます。こちらは授業の割り当てが書かれた表を学生さんがチェックしている様子です。
マンツーマンの教室は個室タイプで、講師と横並びになる形状です。目の前に大きめのホワイトボードがあるのでレッスンはやりやすそうです。
フィリピン留学の面白い点として、講師が自分の教室をデコレーションすることが挙げられます。どの学校に行っても自分が担当した卒業生の写真や寄せ書きが壁一面に貼ってあったりと個性的な教室がいくつもあります。
オリエンテーションやレベルチェックテストなどを行う多目的ルームもあります。
ダイニング・食事
CGバニラッドキャンパスでは、毎日3食が提供されます。
広々としたダイニングスペース。清潔感があっていいですね。
食事はビュッフェ形式で提供され、自分の好きなメニューをとって食べることができます。
メニュー数も十分です。メニューは韓国料理だけでなく、日本料理や中華料理も提供され、日本人にとっては口にあうものが多くなっています。
余談ですが、海外在住の日本人に「飽きずに食べられる国の料理は？」と質問すると、日本食以外に、韓国や中華料理を挙げる人が多いですね。そのため、韓国料理が出されることが多いとされるフィリピン留学は、実は日本人にとって比較的ストレスが少なめの食生活であるとも言えます。
カフェテリア
カフェテリアがあり、コーヒーやカフェラテ、マンゴーやスイカシェイクなどのドリンク、インスタント麺などの軽食もあります。ここで自習している学生も結構いるとのこと。
CGバニラッドキャンパスの良さは、居心地のよい場所がいくつもあることですね。自室以外にもプールサイドやカフェなどリラックスできる場所がいくつもあり、学生同士の交流も活発になりやすいです。
スポーツ施設
キャンパスの中央部にはプールがあり、大人用以外に子供用のプールも設置されています。春休みや夏休みになると高校生・大学生以外にも親子留学からも支持を集める学校です。
スポーツジムも完備されています。機器の数はそれほど多いわけではありませんが、筋トレも有酸素運動も一通りのエクササイズができるようになっています。
勉強で疲れた体をリフレッシュするために使うのではなく、留学中にストイックに筋トレやダイエットに励む人もいるようです。
ちなみにこのキャンパスから徒歩3分くらいの場所にあるSTREET SCAPEという商業施設内にセブで最も器材やトレーナーが充実しているスポーツジムがあるので、本格的に体を鍛えたい方にはオススメです。
学生寮
プールを取り囲むように建物が配置されており、学生寮もその中にあります。低層の建物のため、移動が楽ちんです。
- 1人部屋
- 2人部屋
- 3人部屋
- 4人部屋
CGバニラッドキャンパスでは、4人部屋は二段ベッドを利用します。勉強机も人数分用意されています。
特筆すべきはエアコン！日本で一般的な室内機と室外機が別々になっているタイプです。フィリピンで多く見られる室内外機が一体型のものは、動作音がうるさく冷却能力もイマイチ。さらには電気代も高いなど、学生にとってメリットはありません。
CGのようなタイプのエアコンは高コストになりますが、学生の快適性を第一にしていることが伺えます。
収納スペースがとにかく多く作られています。数ヶ月間生活する留学においては、ホテルにあるような収納では物足りません。CGバニラッドキャンパスのように沢山の収納スペースがあるのは理想的です。
こちらは扉付きのクローゼット。結構大きいので収納力は十分で、スーツケースの荷物を全部出して入れることができそうです。長期の留学生には嬉しいポイントですね。
コンパクトなバスルーム。フィリピン留学あるあるなのですが、シャワーを使うとトイレまわりまで濡れてしまうのが欠点です。トイレや洗面台を使う時はサンダル履きで入らないといけませんね。
教育面の特徴
CGは元々セブのスパルタ式の名門校として有名です。今でもスパルタキャンパスは隣町にありますが、このバニラッドキャンパスの立ち位置は「ON/OFFのバランスの良さ」です。
教育品質という点では、間違いない学校です。オリジナルであるスパルタキャンパスは「とにかくストイックに勉強して英語力を飛躍的に高めたい！」という人に自信を持ってオススメできる学校でしたから、このバニラッドキャンパスにもカリキュラムや講師の質といったものは引き継がれています。そのため、「真剣に勉強したいけど厳しすぎるのはどうも…」と考える学生にとっては丁度よいバランスになっています。
また、グループクラスも最大4名までと少人数制にこだわっており、マンツーマンレッスンと合わせて非常に密度の高いレッスンを受けることができます。
中長期の留学にも耐えられる多彩なコース、専門コースのレベルの高さも担保されているのもCGの実力を示していると言えるでしょう。そして、正規レッスンでは物足りない学生のためのオプションクラスも充実していますが、出席は任意にも関わらず、かなり多くの学生さんが出席しており、学習風紀という点でも意識の高い学生が集っていると言えるでしょう。
安心の日本人サポート
韓国資本の学校ですが、日本人サポートには大変力を入れています。元卒業生のスタッフだけに、学生の立場を理解した親身なサポートを行っており、学生からも親しまれています。しかし、残念なことに韓国の本社勤務になることが決まっており、近々学校を離れることになっているとのことです。
今後は日本人男性マネージャーのコーディーさんが担当しています。これまでも複数の語学学校に勤務しており、経験豊富で仕事熱心な方です。他校に在籍している頃も、遅くまで仕事されているのが印象的でした。フレンドリーでユーモアもあるキャラクターで学生も話しかけやすいでしょう。
ちなみに写真は、アテンド中も問題がある設備を撮影している様子です。これもコーディーさんのポリシーが反映されているようです。
学校内の状態は常に意識して見ていないと、設備もどんどん汚くなったり、壊れていったりします。学生さんたちの勉強に対する意識の低下もそうで、早めに察知して対策を打たないと全体の風紀も悪くなってしまいます。だから、気づいたらすぐに行動することを心がけています。
CG スタッフ コーディーさん
まとめ
メリット
- 実績十分の学校のため教育品質に間違いがない
- 日本人サポートがとても親身で安心して留学生活を送れる
- 快適なキャンパス＆便利な立地で放課後や週末も快適に過ごせる
- セブでは比較的格安な費用で留学できる
デメリット
- 修繕は行われているが設備がやや古さを感じさせる
こんな方におすすめ
真面目に勉強することはもちろん、週末や放課後はリフレッシュできるON/OFFのメリハリがとれた環境を希望する方。費用を抑えつつしっかり勉強したい方。
CG バニラッドキャンパスにご興味のある方は成果が上がる留学にお気軽にご相談ください。
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