元々は2003年にオープンし、ツアー型の留学であるジュニアキャンプやファミリーキャンプを主催していた韓国系の学校です。
2012年にCIJ academyとして一般の大人も対象とした語学学校となり、当時はセブシティの中心エリアにある高級コンドミニアム滞在でマンツーマンレッスンが豊富であったことから、日本人から大変人気が高い学校でした。
その後、スパルタコース専用としてリロアンにキャンパスがオープンしましたが、コロナの影響によりセブシティのキャンパスは閉鎖され、現在のリロアンに統合された形で運営されています。
オーシャンビューのキャンパスが魅力的で、日本人が少ない環境ながらアットホームな小規模校であることから異文化交流が進みやすく卒業生のフィードバックも良好な学校です。
セブの学校でありながら郊外にあり、日本人も少ないことから、他校に比べて情報が少ない学校かも知れません。この度、訪問する機会がありましたので、レポートさせて頂きます!
どんな場所にある学校?
セブは大きく下記の2つのエリアに分けることができ、CIJはセブシティエリアにある学校です。
- セブシティエリア
セブ島の中心都市であるセブ市周辺の学校を指します。 - マクタンエリア
セブ島とは橋で結ばれたマクタン島を指し、空港周辺は市街地、リゾート周辺はのどかな環境です。
ただし、セブシティの学校というと都会的な生活ができることが多いですが、CIJはセブシティの中心部から北東に30分ほどの距離にあるリロアンという郊外の街にあります。そのため、少しのどかな雰囲気が味わえるセブ留学では稀な立地の学校です。
徒歩3分の場所にショッピングモールである“Gaisano Grand Mall Liloan”があり、食料品や日用品、衣料品、ATMなどは容易に入手でき、また近所にファーストフードやマッサージ店などもあるため日常生活に不便はありません。さらに車で15分ほどの距離にはより大きなショッピングモール“SM City Consolacion”があります。
近くにジップラインやウェイクボードなどのアクティビティが充実した“Papa Kit’s”というリゾート施設があり、週末になるとセブ市内からも留学生が訪れる人気スポットになっています。
またマクタン島のリゾートエリアへは車で1時間弱で到着でき、週末に楽しむことができます。
南国情緒を楽しめるのどかなキャンパス
セブ島東岸を南北に結ぶ主要道から少し離れた海沿いにCIJのキャンパスはあります。
高い塀で囲まれたキャンパスに、さっそく入っていきましょう。
CIJのキャンパスの特徴は広々とした敷地と低層の建物からなる、とても開放感のあるところです。
広々とした庭はヤシの木や芝生植えられていますが、どれも綺麗に整備されており、見ていて気持ちのよい景観になっています。これなら親子留学のお子さんでも存分に走り回っても大丈夫でしょう。
プールも大人用と子供用の2ヶ所あるほどの充実度を誇ります。他にもバトミントンなどのスポーツで手軽に遊ぶこともでき、親子留学でも楽しめます。
セブ留学を代表するプール付きの大規模なリゾート型キャンパスとはまた違った魅力があり、最大定員60人のCIJのキャンパスの方が人も少なくゆったりと過ごせる贅沢な雰囲気がただよっています。
そして最大の魅力はキャンパスの目の前にある海!訪問時は雲が多い天候でしたが、晴れて日光が差し込むといると海の色も変わり、本当に綺麗な眺めになります。
毎日、海を眺めながら生活できるのは贅沢ですね。
校舎
校舎は低層の建物にあり、大規模校とは異なり静かで落ち着いた雰囲気がありした。
廊下の両脇にずらっと並ぶドアはすべてマンツーマンの教室です。個室タイプになっているため、他人の目線や話し声によって集中力が邪魔されることがありません。CIJでは1日4~6コマ(コースによる)のマンツーマンレッスンを受講することになります。
ただし、エアコンの通風を確保するために上部が通気孔になっているので、授業中に多くの教室で発話レッスンが行われると結構な音量になります。パーティションで区切るのみのだと、かなりうるさいのですが、個室形状であればかなり低減はできます。
CIJでは1日3~4コマ(コースによる)のグループクラスがあります。夏休みや春休みといった繁忙期以外は超少人数制となり、学生2名で行われることもあるとのことです。
学校からのお知らせは掲示板に貼り出されます。各学生の時間割やアクティビティ情報などが掲示されるので、毎日チェックする必要があります。
キッズルームがしっかり用意されており、親子留学へのケアも手厚くなっています。
元々、CIJは元々ジュニア向けの学校として設立された経緯があり、その後大人も受けいることになりますが、今でも親子留学やジュニアキャンプ(お子様だけで参加するツアー型の留学)で人気の高い学校です。
CIJはコースによって規則の厳しさが異なります。実はコロナ以前までは、CIJのこのキャンパスはスパルタ専用となっていましたが、コロナ明けにスパルタか否かを選べるようになりました。
スパルタルールが適用されるコースでは、各学生に自習机が割り当てられています。
ダイニング・食事
CIJの食事は平日3食、休日2食 (ブランチ&夕食)の提供されます。
フィリピンのリゾート感のあるダイニングです。自慢の庭が見える場所にあります。
訪問した時間帯がランチタイムだったため試食させて頂くことができました。
ビュッフェスタイルで提供され、いくつかのメニューから選べる形になっています。そのため、苦手なものを食べる必要はありませんし、すべて盛り付けると結構豪勢なプレートになります。
ライスですら白米と混ぜご飯から選べるようになっていたのは、かなり食事に力を入れている感じが見て取れました。味も美味しかったです。
学生寮
CIJの学生寮は敷地内にあるため、面倒な通学は必要ありません。
- 1人部屋
- 2人部屋
- 3人部屋
- 4人部屋
こちらは1人部屋。CIJのお部屋はどのタイプを選んでもかなり広いです。スーツケースを開けて置いておいても邪魔になりません。
2人部屋もかなり広々としたスペースがあります。
3人部屋でも手狭感はありません。いずれのお部屋も一人ひとりに大きな収納が用意されています。
エアコンは室外機と別々のセパレートタイプなので音が静かで冷却能力も高いです。多くの語学学校の学生寮で使われている室内外機一体型のエアコンは作動音がうるさいため、セパレートタイプなのはありがたいです。
金庫も人数分用意されており、セキュリティ面でも安心できるお部屋です。
バスルームも余裕のある広さがあります。これならシャワーでトイレのあたりまで床が濡れてしまうことはないでしょう。水圧も強めなので快適です。
フィリピンでは水圧が低い建物が多く、頭を悩ませることがあります。水圧が低いとシャワー時間が長くなる、トイレを一度流すと次流せるまでに時間を要すなど不便なことが多いです。そのため、「水圧の強さ」は快適性の一つの指標になります。
教育面の特徴
CIJはESL (一般英語) のみのコース展開ですが、そのESLコースの特徴を変えることで、様々な学習ニーズに応える形になっています。
コースはスパルタ式か否かが重要な選択ポイントになっており、スパルタ式のコースを選ぶと、より豊富なマンツーマン・1日の学習時間が多い・単語テスト必須・自習の義務化などの特徴のもとで学習を進めることができます。ついつい誘惑に負けて勉強から離れてしまう恐れがある性格の人にはオススメです。
日本人も少なめ、さらに日本人スタッフ不在、さらにEOP (母国語禁止ルール)も比較的厳しめに運用されていますし、「英語を積極的に使う環境」を重視する人には向いている学校です。あまりに基礎的な単語や文法も知らない状態ですとコミュニケーションに困ってしまう恐れがありますが、最低限のボキャブラリーを身につけた人であればあれば十分生活していける環境で、かつ英語上達へのモチベーションがわきやすい環境です。
珍しい特徴として、CIJで使用されるテキストには日本語での解説があります(上記写真参照)。これは初級者には母国語の助けを借りながらの方が理解が進みやすく、学習効率も高いという理由によるものです。これは多くの学校関係者が支持する学習法なのですが、なかなか実現できている学校はありません。この点、CIJのテキストは先進的と言えるでしょう。
サポート
オーナーのLOKIさん。訪問中、マンツーマンで学校の説明をしてくださいました。とてもフレンドリーで話しやすい方でした。
CIJは日本人の学生さんが少ない環境ですし、エージェントもセブシティから離れているのであまり来ませんので日本ではマイナーかもしれません。しかし、ここはとても良い環境が揃っていますし、CIJは歴史がある学校のため講師陣の質にも自信があります。是非日本人の学生さんにはCIJに来てください。
CIJ academy オーナー LOKIさん
英語環境を重視する人に対して、セブの学校はどこも日本人が多く、さらに日本人サポートの充実が逆に英語から遠ざかる恐れをはらんでいる点から、最近ではバギオなどの他都市を進める向きもあります。しかし、セブでありながら英語漬けになれる環境を持つ学校として、まずCIJを忘れてはいけません。
定員60名ほどの小規模校のためサポートも細かくできますし、親子留学やジュニアキャンプを得意とする学校のため、初めての海外や現地生活に不安がある方なども安心できる環境になっています。
CIJ academyのまとめ
メリット
- 都市部から離れている日本人が少ない環境
- 初級者でも理解が進みやすい日本語併記のテキストあり
- 親子留学で好まれる施設内容
- 勉強の疲れを癒せるオーシャンビューの快適キャンパス
デメリット
- 日本語話者のスタッフがいないので、英語力ゼロで来てしまうと苦労する恐れがある
- 繁忙期はジュニアキャンプのみの受付となり大人の受け入れがない
こんな方におすすめ
日本人が少ない英語漬け環境で勉強に打ち込みたい方、勉強の疲れをのどかな海沿いのキャンパスで癒やしたい方にオススメです。
CIJ academyにご興味のある方は成果が上がる留学にお気軽にご相談ください。
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