フィリピン留学というと何を思い浮かべますか?朝から続く豊富なレッスンやマンツーマン以外にも、語学学校とは思えないプール付きのリゾートホテルのようなキャンパスではないでしょうか。
プールを取り囲むようにデザインされたリゾート型キャンパスは、過去フィリピン留学があまり良いイメージを持たれなかった時代でも、「このような学校に行ってみたい」と思わせる存在だったのは間違いありません。
そのリゾート型キャンパスのパイオニア的な存在として、開校当初からフィリピン留学・セブ留学を牽引してきたのがEnglish Fella (イングリッシュ・フェラー)。同様のキャンパスを持つ学校が増えた今でもまったく衰えることがない人気校です。
English Fellaはセブ市内のタランバン地区に2つのキャンパスを有しています。しかし、第一キャンパス(English Fella 1)はコロナ明けからしばらくは、留学生にコロナの陽性患者が出た際の療養施設として使われていました。
この度、学生の受け入れを再開したとのことで、早速訪問させて頂きました。
どんな場所にある学校?
セブの語学学校があるエリアは、以下の2つに分けることができ、English Fella 1はセブシティエリアにある学校です。
- セブシティエリア
セブ島の中心都市であるセブ市周辺の学校を指し、比較的利便性の高い場所です。 - マクタンエリア
セブ島とは橋で結ばれたマクタン島を指し、空港とリゾートエリアがあります。
English Fellaは、セブシティの中心部から車で15分ほどのタランバン地区にあり、このあたりは郊外にある住宅地となります。
徒歩5分の場所に小型ショッピングモール“Times Square Talamban”があり、スーパーマーケットやドラッグストアが入居しています。より大きな規模のモールとして車で5分の距離に“Gaisano Grand Talamban”があり衣料品なども購入できます。また、郊外の住宅地ではありますが、大通り沿いにはファーストフードなどの店舗もあります。
セブシティの中心にある巨大モール“Ayala Center Cebu”や、セブで最も整備された街“ITパーク”へも、車で20~30分ほどでアクセスできます。またマクタン島のリゾートエリアへも車で1時間ほどの距離になり週末に訪れることができます。
- 郊外の住宅街での生活だが近隣にショッピングモールはあるため不便はない
- 週末にセブの中心部やリゾートエリアに出かけることは可能
セブを代表するリゾートキャンパス
English Fellaといえば、まるでリゾートホテルのようなキャンパスが特徴です。なお、校舎と学生寮は同じ敷地内にあるため通学は不要です。
特徴的なプールを取り囲むように校舎、学生寮の建物が配置され、語学学校とは思えないですよね。
校章が掲げられた2階建ての建物に教室があります。さっそく中に入っていきましょう。
校舎
学生がみんな通るところだけあって、学校からのお知らせなどが掲示されています。カテゴリーごとに整理されていてとても分かりやすくなっています。
掲示板にはレッスンスケジュールが発表されているので、常に確認しておく必要があります。
マンツーマンの教室が立ち並んでいます。個室タイプになっているので、他の人の目線や声が気にならないため集中しやすい環境です。
2006年オープンのキャンパスのため建物自体はやや古さを感じますが、常にメンテナンスが行われておりいつ来ても綺麗な状態が保たれています。
English Fellaではグループクラスが1:4と1:8の2つあり、1:8ではネイティブ講師によるクラスもあります。
こちらは自習室。平日外出禁止のスパルタ規則が適用される学生には一人一席の専用席が与えられ、24時間いつでも自習ができるばかりか、義務自習の時間に着席していないと欠席扱いになります。
2023年11月現在、English Fellaの2つのキャンパスは、どちらのキャンパスを選んでも規則の厳しさが以下の3つから選択できます。
規則の厳しさ | 内容 |
---|---|
ノーマル | 義務自習や単語テストは任意参加です。平日放課後の外出もできます。 |
セミスパルタ (J-sparta) | 月・火・木曜は義務自習と単語テストの出席必須。土曜の午前授業は選択制となります。また月・火・木曜は外出禁止です。 |
スパルタ | プレミアムクラス、義務自習、単語テストの出席必須。さらに土曜に午前授業、日曜に義務自習があります。平日は外出禁止です。 |
2024年3月には各キャンパスごとに受け入れる対象者が整理されて分かりやすくなります。
キャンパス | 対象者 |
---|---|
English Fella 1 | スパルタ、親子留学、高校生単身 |
English Fella 2 | ノーマル、セミスパルタ(J-sparta) |
コロナ以前はまったく逆であったため、古い情報には注意が必要です。
シアタールームもあり、映画を観るアクティビティなどで利用されます。
グループクラスなどでEOP (English Only Policy)も実施されており、母国語を使わず英語を話すことが求められます。
そのため、同じ日本人がクラスメイトになっても、教室内では英語でコミュニケーションを取る必要があります。
ダイニング・食事
English Fella 1では毎日3食の食事が提供されます。
1週間分のメニューが貼り出されており、ベジタリアンの人にも対応できるとのことです。
ダイニングにあるモニタでは、その日のメインディッシュを作る動画が流れています。
どのような食材が使われ、どのような調理法で作られているかを知ることができ、いくつもの国籍者がいる学校ではとても有益な情報です。
食事はビュッフェ形式で提供されます。English Fellaは韓国資本の学校ですが、様々な国の学生が楽しめるように韓国料理以外にも日本、中華、フィリピン料理、洋食が出されています。
卒業生からも食事面でマイナス評価を受けることはまずない学校なので安心してくださいね。
ランチですがメニュー数が豊富なのがよく分かると思います。辛すぎる料理もなく、何より副菜が多く、さらにご飯の炊き加減もよく料理は楽しめます。
韓国の給食ではお馴染みのステンレス製のプレート。以前は韓国系の学校はどこもこのプレートを使っていましたが、最近では見かけなくなりました。
給食用プレートに限らず、韓国では光り輝く金属製の食器こそ素晴らしいという価値観の文化のため、韓国料理店ではご飯茶碗やスープボウルも箸も金属製です。
コップが除菌機の中に入っている学校を初めて見ました。衛生面にはこだわっているのが分かります。
カフェテリア・売店
コロナ禍にリフォームされたカフェ&売店です。
ドリンク、スナック、インスタント食品や日用品が販売されています。市街地にある学校ではないですし、さらにスパルタ式で外出が規制される学生もいるため、売店が充実しているのはありがたいですね。
スポーツ・リクリエーション施設
キャンパスの中心にはシンボルでもあるプールが設置されています。放課後や週末になると多くの学生が利用されているとのこと。
子供向けのウォータースライダーがあるのですが、高さがあって怪我をする恐れがあるため、現在は利用できないとのことです。
このプールは学生寮の建物からも見ることができ、水辺のある環境はプールに入らない人にとっても気分がいいですね。
プールの周りにはフィリピンの伝統的な建物であるバハイクボを用いた休憩所、バスケットボールコートが設置されています。
スポーツは英語が通じなくても外国人の学生とも簡単に仲良くなれるきっかけになります。異文化交流を楽しみたい人は、積極的に訪れてみるとよいでしょう。
スポーツジムがリニューアルしていました!学校のジムとしては十分な機材がそろっています。
もう一つのキャンパスであるEnglish Fella 2のスポーツジムよりも新しく快適に使えますね。
学生寮
キャンパスの敷地内に学生寮が設置されており通学は不要です。
プールの周りに学生寮があります。
リゾート型キャンパスの唯一にして最大の弱点は、キャンパス内の移動で外に出なければならないことです。たいした距離ではありませんが、雨の日には億劫に感じるかもしれません。そのため、折り畳み傘と吸水性のよい傘袋を持っていくことをオススメします。
お部屋にはエアコンや冷蔵庫、勉強机など必要なものはすべてそろっています。
1~3人部屋がありますが、いくつかタイプがあるお部屋もありやや複雑です。
- プレミアム1人部屋A
広いお部屋で、専用バスルームがあります。 - 1人部屋A
標準的な広さのお部屋で、専用バスルームがあります。 - 1人部屋B
寝室は一人で利用できますが、バスルームを複数の部屋で共用します。 - 2人部屋A
シングルベッドが2つあるワンルームのお部屋で、専用バスルームがあります。 - 3人部屋A
シングルベッドが3つあるワンルームのお部屋で、専用バスルームがあります。
いずれのお部屋も使用感はあるものの清掃が行き届いており、定期的なリフォームも行われているため十分快適に生活できます。
多くの語学学校では洗濯は学校に任せたり、市内のランドリーショップに持ち込むことになります。
一方、English Fellaでは洗濯機が多数設置されており、洗濯は自分で行います。他校に比べると面倒に感じるかもしれませんが、好きなタイミングで洗濯ができるというメリットも大きく、洗剤も無料で使えるため学生からは好評とのこと。
コインランドリーでは、洗濯が終わっているのに取りに来ないために次の人が使えないということがありますが、English Fellaでは特に問題になっていないようです。放置されているとカゴに入れられますし、女性など洗濯物に触られたく人は時間通りに取りに来るとのこと。そのため、洗濯機に空きがないことは滅多にないそうです。
確かに至れり尽くせりというフィリピン留学のスタイルは、言い換えれば学校のペースに合わせてでしか洗濯や掃除、ゴミ出しができないということですから時に不便に感じる時もあるかもしれません。
教育面の特徴
リゾート型キャンパスに目がいきがりですが、English Fellaは教育面でも絶大な評価と信頼がある学校です。
講師の採用基準とトレーニングが大変厳しい学校としても有名で、パートタイムの講師ではなく正規雇用の講師たちがレッスンにあたります。
また、古くから講師の専門科目制を採用しており、各講師は得意分野をさらにトレーニングすることでスペシャリストと呼べる科目を持つことになります。すべての科目において実力がある講師は稀で、全科目を教えるとなると苦手分野も担当しなければなりません。この専門科目のみを担当できる制度とすることで、どのレッスンを受けてもトレーニングされた質の高い講師から学べる体制を用意しているわけです。
コースもESL (一般英語)以外にもTOEICやIELTS、ビジネス英語に対応しており、ESL系のコースで基礎英語力を養った後に、TOEICコースで英語力を数値化するなど、長期留学にも対応できるコース展開になっており、人を選ばず満足できる学校と言えるでしょう。
教育面で選ばれる学校であり、かつ厳しめの規則を選択できることから、真面目な学生が集まる傾向が強く、勉強向きの校風が保たれています。
信頼と安心のサポート体制
今回、案内してくれたのがEnglish Fellaのスタッフ五島さんです。いつもはメールなどでやり取りしていますが、とても迅速で丁寧にご対応頂けて信頼できる方です。訪問時も学生サポートのために、広いキャンパスを駆け回っているのが印象的でした。
コロナの影響ですべての学校が休校になってしまった時は、本当に不安でこの先どうなってしまうのか心配でした。再開すると同時にあっという間に日本人の学生さん達が戻ってきてくれたのは本当に驚きで、その期待に応えられるように頑張っています。
English Fella スタッフ 五島さん
English Fellaは韓国資本の学校でありながら、古くから日本人学生の受け入れに積極的で、日本人サポートが充実している学校です。日本人スタッフも常に複数名在籍されており安心度が高いサポート体制になっています。
そのため、より高い安心を求める初海外の方、高校生の単身留学、親子留学では絶大な人気を誇っています。
English Fella 1のまとめ
メリット
- 講師の専門科目制を採用しており、どのレッスンも品質が高い
- ルールの厳しさを3種類から選ぶことができ、ニーズに合わせやすい
- リゾート型キャンパスで快適な生活が送れる
デメリット
- 人気が非常に高く予約が取りづらい
- 郊外にあるため中心市街地に頻繁に行くのは面倒
- 夏休み、春休みの時期は親子留学が多くキャンパス内が騒がしくなる
こんな方におすすめ
フィリピン留学で最高レベルの実績と教育品質を誇る学校で学びたい方、セブらしいリゾート型キャンパスで生活を送りたい方、また安心面を強く求める高校生や親子留学にもオススメです。
English Fella 1にご興味のある方は成果が上がる留学にお気軽にご相談ください。
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