2010年代初頭より、それまで韓国人ばかりだったフィリピン留学に日本人が多く訪れるようになりました。それに伴い、2012~2015年頃は日系資本の語学学校の設立が相次ぎました。
その中でHowdyは2014年に設立された日系学校です。日本人の感性に合わせた手厚いサポート、快適な宿泊先、そして当時は語学学校トップクラスと言われた食事が魅力の学校でした。
その後、J Centerというショッピングモール内に移転しましたが、コロナ明けにはショッピングモールの大規模改装に伴い、2023年春より現在のキャンパスに移転しています。
その移転後の利用施設が驚きで、滞在先がハイグレードなホテルになるとのこと。以前は東横インを使い、それでも他校の学生寮を上回る快適性がありましたが、今回の移転は驚きです。
“安心”を強く求める人から絶大な支持を集めてきたHowdy。移転後はどのようなサービスを提供してくれるのでしょうか。さっそく訪問しましたのでレポートさせて頂きます。
どんな場所にある学校?
セブは大きく下記の2つのエリアに分けることができ、Howdyはセブシティエリアのマンダウエにある学校です。セブ島とマクタン島を結ぶ3つの橋の内、最も空港から近い“ニューブリッジ”から近い場所にあります。
- セブシティエリア
中心都市であるセブ市とその周辺を指し、建物が密集した都市的な環境です。 - マクタンエリア
セブ島とは3つの橋で結ばれたマクタン島を指し、空港周辺は市街地ですがリゾート周辺は緑も多いのどかな環境です。
Howdyは高級ホテル“Maayo Hotel”と総合病院“The Hospital at Maayo”に隣接するオフィスビル“Northpark Building”にあり、このビルにはコンビニやいくつかの飲食店も入居しています。周辺はあまり店舗が多い場所ではありませんが、徒歩10分ほどの距離に“Pacific Mall Mandaue”というショッピングモールがあり、日常生活に必要なものは容易に入手できます。
セブを代表する巨大ショッピングモールである“SM City Cebu”まで車で15~20分ほど、またマクタン島から近い場所にあるためリゾートエリアへは車で30分ほどの距離にあり週末に気軽に出かけることができます。
- 入居する大型施設内にコンビニなどがあり便利
- リゾートエリア、セブシティのどちらへもアクセスしやすい
大型のビル内にあるスクール
Howdyはホテル・総合病院・オフィスビルの3棟からなる大型施設のオフィスビル7階に校舎、ホテルを宿泊先とする語学学校です。
これらのビルは地下でつながっており、校舎とホテルの移動のために屋外に出る必要がなく、悪天候時や夜間などでも快適かつ安全に移動することができます。
校舎
オフィスビルの7階に上がるとHowdyがあります。
Howdyの校舎は広いスペースを区切り、マンツーマンの教室とオフィス窓口のみのシンプルな構成になっています。
中に入ると講師たちがパソコンに向かって話しており活気があります。実はこれはオンライン英会話のレッスンでした。
Howdyではコロナ禍に開始したオンライン英会話が大変人気が高く、コロナ明けの現在でも全学生の内の8割はオンライン英会話の学生だそうです。
もちろん対面でのレッスンは行われています。パーティションで区切られたタイプです。他人の視線が気になる人もいるかもしれませんが、これは講師に緊張感を持ってレッスンを行ってもらうためという理由があります。
Howdyはすべてのクラスがマンツーマンで実施されているため、グループクラスの教室はありません。
実はマンツーマンに対して絶大な信頼を置いているのは日本人の特徴でもあります。そのため、Howdyのような日本人学生が多くなる日系校の多くは、マンツーマン多めのコースを設定しています。
Howdyではマンツーマンが5コマか7コマのコースがあります。復習時間を多く確保して習熟度の高い学習を目指すのであれば5コマのコース、短期留学のため集中的に学習したいのであれば7コマのコースがオススメです。
食事
Howdyは学生寮はホテル、そして校舎はキッチンやダイニングがないオフィスビルを利用しているため、食事は下記のようになっています。
- 朝食
ホテル内のビュッフェ (ホテル滞在者) - 昼食
お弁当 - 夕食
自由 (ホテルでは調理不可)
高級ホテルの朝食ビュッフェのため品数も豊富で、普段朝食と食べない人でも早起きして訪れたくなるのではないでしょうか。
昼食は日本食レストランからのデリバリー弁当になります。日本食レストランが作るだけあって日本人の口に合わせたおなじみのメニューばかりで安心ですね。
夕食は各自自由にお取り頂くことになります。外で食べることもできますが、ホテルにもレストランがあります。快適なスペースで美味しい食事を堪能することもできますが、ホテルだけに価格はお高くなります。
高級ホテルでの生活
Howdyの宿泊先は“Maayo Hotel”という設備が充実したハイグレードなホテルとなります。
ホテルと校舎のある建物は地下の駐車場でつながっており、雨の日でも濡れずに移動できます。途中にはコンビニや、小規模な飲食店などがあり軽食などに利用できます。
こちらがMaayo Hotelのロビー。豪華ながらあたたかみのある雰囲気になります。
このホテルは数年前に利用したことがあるのですが、非常に快適な滞在時間でした。現状、フィリピン留学で同等レベルのホテルに滞在できる学校は数少なく最高レベルの滞在先になるのは確かなところです。
ハイグレードなシティーホテルになるため、宿泊するだけでなくロビーやラウンジなどでゆったり過ごすことができます。自習にも利用できる豪華なスペースがあって素敵です。
ホテル内にあるカンファレンスルーム。こちらは夏休みや春休みなど学生が増える時期には、臨時にこのスペースを使ってレッスンを提供しているとのことです。
スポーツ・レクリエーション施設
景色のよいスポーツジムも完備されています。ホテル滞在者のみ使用するためにマシンはそれほど多くはありませんが、他ではあまり見ない全身をくまなく鍛えられるTRXが設置されており、筋トレ経験者であればしっかり鍛えられる環境です。
海まで一望できるルーフトップ・プールがあり、リゾート気分を味わえます。ホテル内の施設だけでも存分に楽しめるのは大型ホテルに滞在する醍醐味ですね。
最上階には眺めも雰囲気も抜群によいレストランバーがあります。夜にセブ市のビル群を見ると綺麗ですよ。
正面にベイエリアのビル群、右奥にセブ市中心部にあるビル群が見えます。
マンダウエ市はセブ市に隣接している街ですが、あまり高層のビルがありません。そのため、ホテルからの眺めは抜群によく本当に良い眺めになっています。
お部屋は快適そのもの
落ち着いた内装とふかふかの絨毯が敷かれた廊下は高級感があります。
広さも十分のお部屋です。ベッドなどの家具類もグレードが高いものが使われており快適そのものです。
ちなみにHowdyでは2人部屋の設定がありますが、同一日程で入学する家族や友達などのグループでのみ選択ができます。
バスルームも清潔で水圧も十分なレベルです。ドライヤーも設置されており、シャンプーなどのアメニティーもあるため、他校のように入学したら即買い出しということも不要です。
電子ロック付きの金庫、室内用のスリッパも用意されています。電気ケトルや紅茶などのドリンクも用意されています。
なお、ルームクリーニングは週1回行われることになります。
教育面の特徴
Howdyは日系校であることからサポート面に目がいきやすい学校ですが、カリキュラムや講師の質でも定評がある学校です。
セブ屈指の有名教育系大学であるセブノーマル大学で教鞭をふるったTampus博士が、Howdyの教育面を取り仕切っており、確かな英語教授法に基づくカリキュラムや教材を採用、講師のトレーニングを行っています。また、講師についてもセブノーマル大学の卒業生が多く、英語教育を高度に学んだ講師たちがレッスンを担当します。
フィリピン留学ではフィリピン人と日本人の感覚の違いから、講師のマナーの問題が指摘されることがあります。Howdyでは講師のマナーなどについても教育を行っており、時間遵守やレッスン中の態度などにおいても極めて良好な講師が育成されています。
学生の英語力評価を独自の基準を用いる学校もありますが、Howdyでは国際的な英語力評価基準であるCEFRを採用していることから、信頼性のある英語力判定ができ、それに基づいて適切な学習方針を採用することができるようになっています。
ACCESSメソッド (Activity Context Content Evaluation Supplement Summary) を採用しており、英語を実生活に関連する内容でトレーニングすることで、実用性の高い英語力取得を目指しています。
- ACTIVITY
楽しく簡単にレッスンができるようにアクティビティからスタートする。 - CONTEXT
具体的なイメージを特定できる実際のシナリオを含んだ内容です。 - CONTENT
語彙、文法指導、言語、ストーリーテリング、発音、読解など、レッスンに応じて異なるフレームワークが用意されている。 - EVALUATION
評価とフィードバックシステムが含まれ、必要に応じてサポートが提供されます。 - SUPPLEMENT
アクティビティを終了した学生に追加のレッスンや課題の提供を行います。 - SUMMARY
学生が学んだ内容、語彙、文法、言語などを強化する機会を提供します。
いずれのコースもマンツーマンのみで行われるため、ニーズに応じた柔軟な対応、徹底したアウトプット学習、マイペースな学習が可能です。
日系学校ならではの安心サポート
日本人スタッフの菅野さんはセブ留学をした経験をもち、その時に素晴らしい経験からHowdyに転職されたとのことです。
セブでの生活は日本のように快適ではないことも多々あるので、サポートすることも多くありますが、自身の経験を踏まえて学生目線でサポートするようにしています。当校で滞在するホテルはとても快適ですが、せっかくフィリピンにお越し頂いたので、現地での生活や文化を学ぶ経験もして欲しく、そのような機会を提供できればと考えています。
Howdy スタッフ 菅野さん
日本人学生は日本社会で当然とされるレベルを要求しがちです。また、日系校は海外にいながら会社内部は日本の感覚で動くことが当然とされます。しかし、何ごとも予定調和に進まないフィリピンならではの制約下で、学生の期待に応えることは並々ならぬ努力ではできません。
Howdyは日系校で、学生のほとんどが日本人になります。そのため日本人に合わせた感性でサービスが提供できるため、安心度は大変高い学校になります。初めての海外の方、親子留学などでも安心できる環境と言えるでしょう。
Howdyのまとめ
メリット
- ホテル滞在でとても快適な生活が送れる
- すべてマンツーマンのため、柔軟に希望する内容でレッスンが行える
- 日系学校らしく細かいところまでサポートが行き届いている
デメリット
- ほとんどが日本人となるため学生同士の異文化交流は期待できない
- 教室内にあまり休憩スペースがなく、カフェなど他の施設を利用する必要がある
こんな人におすすめ
宿泊施設の快適性で妥協したくない大人の留学生、サポートが手厚いことを希望する親子留学の方にオススメです。
Howdyにご興味のある方は成果が上がる留学にお気軽にご相談ください。
より詳しくお知りになりたい方は、お気軽に無料留学相談フォームもしくはLINEよりお問い合わせください。また、随時オンラインでのご相談や説明会も承っておりますので、是非ご利用ください。