フィリピン留学、特にセブ留学の場合は学校の選択肢が非常に幅広く、さまざまなニーズに応えられようになっています。観光メイン派からストイックの極みのスパルタ派、若い学生がメインの学校から社会人中心の学校などなど。
最近は差別化のために、IT留学(WEBデザインやプログラミング)ができる学校や、食事がレストランレベルで出てくる学校などユニークな環境の学校もあります。
自分に近い人が集まる学校は安心できる
人間は考え、社会的地位、年齢など自分と近い人と一緒にいると安心します。わかりやすい例では、シニアの学生さんからの要望が多い「若い人と勉強するのはちょっと辛い。年齢層高めの人が多い学校に行きたい」というのもその1つです。
確かにこのご希望は、よく理解できますし、実際そのような学校を選ぶと現地でも快適に安心して留学生活を送ることができます。フィリピン留学後にオーストラリアのワーホリに行く人が、2カ国留学をする人が集まる学校を希望するのも同じことで、周りに自分と同じ価値観をもった人を多く集まる環境は快適です。
基本的にはこのポイントから学校選びをする方法をおすすめします。
フィリピン留学の魅力は英語力アップだけではない
もちろん、フィリピン留学の第一目標は英語力アップとなるのですが、実はもう1つ場合によっては英語力アップより大きな魅力になるポイントがあります。
それは、
「自分とは異なる価値観を持つ人と交流することで、視野を圧倒的に広げることができる」
というポイントです。語学留学は老若男女、社会的地位など関係なく机を並べて勉強することになります。日本ではどうしても自分と似た状況の人で周りが固まってしまうことが多いのですが、留学はその状況を簡単に変えることができます。
あえてミスマッチな学校に行くことで視野を圧倒的に広げる
実は学生さんの中の一部はこれを既に実践している方もいらっしゃいます。例えば、大学生は通常は予算があまりないので比較的費用を抑えられる低価格帯の学校を選ぶことが多いのですが、そこをあえて高価格帯の学校を選ぶ方もいます。その理由を伺うと
「料金の高い学校には大企業の重役や、中小企業の社長さんなどが多く集まると聞いているので、是非交流の場をもちたいと思って」
とのこと。確かに日本ではまずゆっくり話すことなどない人たちと交流できるのは大きなメリットがあります。
逆に、シニアの方でもあえて若い学生が多い学校に行かれる方もいらっしゃいます。そういう方は年齢を感じさせないアクティブな方が多く、若い学生さんと混じって一緒に食事にいったり、旅行にいったりするケースも珍しくありません。
日本では若い人と遊ぶなんてことはほぼできないので、非常にいい刺激になって楽しかった
最初はちょっと気おくれするが
この方法は入学当初はちょっとシンドイと感じる瞬間は多いかと思います。普段付き合うことがない層の人たちとの交流は当然価値観が違うので、反発を覚えたり、馴染みにくかったりします。
しかし、実際に飛び込んでみると思っている以上には差がなかったり、相手もスクールメイトということですんなり受け入れてもらえるケースが殆どです。何より、日本にいる時とは違い、頼れるのは同年代ということより同じ日本人であることのため、仲間意識は芽生えやすいです。
もちろん反面教師的なケースもあるかと思いますが、それらも含めて学ぶことは多く、今の自分の価値観を大きく変えて、さらに広い視野で物事を見れる力を養ってくれるのも事実です。
これから世界旅行を計画する人が、社長さんと話すことで、単にぶらぶら旅をするだけでは将来の就職に不利になるだけ、逆にこのような意識をもって旅をすればプラスに評価できる。といような第一線で活躍している人からのアドバイスをもらい、意識を変えて行動することで、帰国後の人生が大きく変わることもあります。
日本でできない経験ができるのが留学
日本の生活ではだいたい状況が似たり寄ったりの人と交流が多くなりますが、留学は上記にように日本ではまずできない経験が簡単にできてしまうという魅力があります。
英語の勉強だけなら日本でもできます。しかし、せっかく高いお金と貴重な時間を使って留学にいくのですから、是非日本ではできない貴重な経験を積みたいものですよね。
もし、経験重視という方であれば、是非上記のような視点で学校選びをしてはいかがでしょうか。