初めて訪れる海外での留学生活は、期待も大きい反面、不安も大きいという人が多いのではないでしょうか。
フィリピンでの生活が不安…
フィリピン留学で初めて海外に行く…
子供を連れていくので正直心配…
学習面や人間関係はもちろんのこと、フィリピンならではの食事や医療、治安などの不安も大きいことでしょう。そこで、より安心を求めるのであれば “日本人経営校 (日系校)” という選択肢はいかがでしょうか。
運営資本の国籍が変わると、どのような点が変わってくるのでしょうか?この記事では日本人経営校 (日系校) を選ぶことのメリットとデメリットを解説し、そしてオススメの日系校も紹介します。
なぜフィリピン留学では運営国籍を気にするのか
他の留学国では学校の運営国籍 (どの国籍の資本や経営者により運営されているかのこと) を気にすることはありません。しかし、フィリピン留学では学校が日系か韓国系かという情報は、学校資料やエージェントによる学校紹介では、必ずと言っていいほど触れられるのが通例になっており、それを参考に学校を選ぶ留学生もいるほどです。これはフィリピン留学の歴史に深く関係しています。
驚くかもしれませんが、フィリピンにはフィリピン人が経営する語学学校がなく、ほとんどが外資系企業なのです。その最大勢力が韓国人経営 (韓国系)、次いで日本人経営 (日系)になっています。
20年以上昔にフィリピン人の英語力の高さに目をつけた韓国人たちが、次々と語学学校を設立させました。現在のフィリピン留学の礎を築いたのが韓国系というわけです。2010年代に入ると日本人留学生が急増しますが、これに合わせて日本人経営の語学学校が次々と設立され今に至ります。
日系校は韓国系の欠点を改善する形で生まれてきたことから、“食事など日本人好みのサービス”、そして“お客様第一主義”であることが多く、安心をより高いレベルで求める留学生から根強い人気があります。
日本人経営と韓国人経営の主な違い
日系と韓国系で下記のような特徴があることが多いです。あくまで傾向でしかないため、個々の学校は特徴に合致しないこともありますので、ご検討の際は個々の学校を吟味する必要があります。
日本人経営校
- マンツーマンレッスン重視
- 学生主導でアレンジできる自由度の高いカリキュラム
- 日本人好みの食事が出される
- 校則は大人向けと言えそれほど厳しくない
- 日本人スタッフが多く在籍し、サポートが手厚い
- 日本人学生が多数派になる環境
韓国人経営校
- マンツーマンとグループレッスンのバランス重視
- 学校が自信を持って作成したカリキュラムで学ぶ
- 日本人にだけ合わせた食事ではない
- 校則は若い人に合わせて厳しめのセミスパルタかスパルタ式
- 日本人スタッフは少人数
- 韓国人学生が多数派になる環境
日本人経営校のメリットとデメリット
メリット
- きめ細かいサポートが期待できる
日本の“お客様第一主義”は海外でも生きており、日本人スタッフが多く在籍していることから、迅速かつ柔軟な対応をしてくれることが多い。 - 自由な生活スタイル
外出や自習などの規則が厳しくなく、ある程度自分のペースで生活することができる。 - 食事が日本人好み
日本人が好む料理がより多く提供される。味付けも辛いものがないなど日本人向きになっている。
デメリット
- 料金が高めになることが多い
日本人スタッフが多くサポート体制が整っていたり、高級コンドミニアムを使うなど学生寮のクオリティが高いことが多く、フィリピン留学の中では高めの料金になることが多い。ただし、格安の日系校もある。 - 日本人学生が多い
日本人からの人気が高く50%を超えていることが多い (学校によっては100%も)。日本人がほとんどとなる学校では、異文化交流はフィリピン人講師との関係が中心になる。 - リゾート型キャンパスが少ない
韓国系のような大型プールやスポーツ施設が充実したリゾート型キャンパスはあまりなく、ビル内で生活するキャンパスが多い。
しかし、韓国系の学校も日本人学生の受け入れに力を入れており、日本人スタッフの採用や日本人の口にあう食事の提供などを行っています。そのため、決して少ないとは言えない数の日本人学生が在籍するようになっています。
このことから、以前ほど日系と韓国系の差が少なくなっているのは確かで、あまり日系校にこだわり過ぎる必要がない方もいることでしょう。
日本人経営校の大きな役割とは何なのか?
日本人好みのサービスになっている点や心強いサポートがあるために、ストレスの少ない生活を送りやすいのは日系校最大の特徴です。
しかし、海外留学ならではの醍醐味の一つでもある外国人留学生との交流や異文化に触れることで刺激的な経験をするという目的では魅力が少なくなってしまいます。
しかし、内向きとされる日本人にとって、海外に飛び出す勇気が持てない方、不安で仕方がない方にとっては、最初の一歩踏み出すために日系校が果たす役割は大きなものであることは間違いありません。
人気が高いオススメの日本人経営校5選
STARGATE (セブ・シティエリア)
セブの中心市街地にあるコンドミニアムにある語学学校。学生数が多くないために手厚いサポートが期待でき、アットホームな環境と日本人に合わせたおいしい食事も魅力です。学習面においても日本人の初級者向けの教育プログラムが充実。同じコンドミニアムに住む日本人オーナーが常に学生からのフィードバックを取り入れて改善している、まさにお客様第一主義を感じる学校です。
First English Global College (セブ・マクタンエリア)
有名学習塾を運営している日本企業が2013年にオープンした学校。日系校では珍しくマクタンのリゾートエリアから近い場所にあり、シティの喧騒を離れたのどかな環境で滞在したい親子留学やジュニアキャンプでも人気があります。また日本人の学習傾向を分析した上でカリキュラムを作成するなど、学習面でも日本人に最適化されています。また、グレードの高いコンドミニアムを使った学生寮は快適そのものです。
MeRISE (セブ・シティエリア)
社会人のための学校をコンセプトにした落ち着いた雰囲気を持つ個性的な学校。社会人でも納得できる立地、設備、サービスを提供し、日本人英語コーチをつけて効果的に学習を進めることができるなどハイグレードな留学が魅力です。日本でも英会話スクールを運営していることから、留学前・留学中・留学後と通じて一貫したカリキュラムで受講ができる点も特筆できる点です。
GLC 旧IDEA CEBU (セブ・シティエリア)
日本人経営としては最も歴史があるパイオニア的存在であり、韓国系の有名校と肩を並べる規模の大型校。マルチに対応できる多彩なコース設定が魅力で、必ずニーズにあうコースが見つかります。日本人スタッフによるサポート体制にも強みがあることから親子留学にも力を入れており、さらに日本の高校や大学からも選ばれる信頼感ある学校です。
Howdy (セブ・シティエリア)
日本で幼稚園を運営している企業が運営しており、細かいところまで手が届くサポート体制に評判が高く、安心感を強く求める親子留学でも人気の学校です。レッスンはすべてマンツーマンになっており、学生のニーズに合わせてアレンジできる点も人気の秘訣です。宿泊先も4つ星ホテルかコンドミニアムへの滞在が選べ、どちらも快適性の高い海外生活を送ることができます。
一言に日系校と言っても、学校によりセールスポイント、校風も個性があります。より詳しい情報も提供できますので、お気軽にお問合せください。
安心をより求める方にオススメの日本人経営の学校について、いかがだったでしょうか。
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