今、フィリピン留学を検討している方には、「セブにしよう」と考えている人も多いのではないでしょうか。フィリピン留学をセブ留学と呼ぶ人も多く、この都市だけは特別な地位を確立しています。
明確な理由があってセブを選んだ人は問題ありませんが、実のところ他はよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
- セブ以外にも留学できる都市はあるの？
- 他の都市の情報が少なくて不安
- わざわざ他都市を選ぶメリットはあるの？
セブ以外にもいくつか語学学校が集まる都市がありますが、“クラーク”はセブ以外を求める学生には外せない最有力候補の一つです。
最大の魅力はフィリピンなのに〇〇ができること。
特筆すべき大きなメリットがあるクラークについて紹介させてください。もしかしたら、あなたにとって「クラーク留学」がベストな選択肢なのかもしれません。
クラークの特徴
クラークエリアは首都マニラから車で2時間ほど北上したクラーク国際空港があるエリアを指します。
クラーク国際空港とその周辺は元々アメリカ軍の基地があった場所で、1991年に返還された後は、クラーク経済特別区として大規模な開発が行われました。特区内に入ると雑然とした東南アジアの雰囲気はなく、オフィスビル、ホテル、カジノ、コンベンションセンター、ゴルフ場が整然と整備されています。また特区内のセキュリティも万全で治安が抜群によいことも特筆すべき点です。
また空港からほど近い距離にあるアンヘレス市は、アジア有数の歓楽街を有していることで知名度があり、ほどよい都市規模から生活もしやすいのが特徴です。
休日に足を伸ばせば、絶景を眺めることができるピナツボ山へのトレッキング、アメリカ風の街並みやビーチリゾートを楽しめるスービックといった観光地を訪れることもできます。また、2時間ほどで首都マニラに出かけることができます。
このエリア最大の特徴は、旧アメリカ軍基地があった名残として、今でもアメリカ人が多く移住している点です。そのため、語学学校にネイティブの講師が在籍していることが多く、ネイティブによるレッスンが他のどの都市よりも充実しています。
クラーク留学の生活
クラークエリアは日本ではあまり知られていないため、生活が不安に感じられるかもしれませんが、まったく心配はいりません。
高層ビルが立ち並ぶような都会ではありませんが、各種レストランやカフェを訪れたり、衣料品や日用品の購入で不便になることはありません。大規模なショッピングモールも出店しており、休日になると多くの留学生が訪れています。
クラークに集まる語学学校の特徴
クラークはフィリピン留学においてはセブに続く二番手の地位をバギオと争ってきたエリアで、語学学校が複数集まっています。
バギオがマニラから遠いことから敬遠する人もいますが、その点クラークは比較的アクセスしやすいエリアです。
元々アメリカ軍基地があった名残から、アメリカ人を中心としたネイティブが多く居住しているため、クラークの語学学校はネイティブ講師が複数人在籍しているのが通常です。これは他都市では極めて稀なことです。
クラーク留学のメリット
1. ネイティブ講師のレッスンが受けられる
クラークエリアの語学学校を選ぶ最大のメリットは、ネイティブ講師のレッスンが受講できる学校が多いことです。
単純にネイティブ講師のレッスンを受講するだけであれば、セブでも可能な学校はありますが、その多くはネイティブ講師が8人程度のグループクラスを担当することが多く、フィリピン留学ならではのマンツーマンレッスンを担当してくれません。
クラークエリアではネイティブ講師によるグループクラスは必ず受講できることが多く、さらにコースによってはネイティブによるマンツーマンレッスンまで受講することができます。ネイティブ特有の崩した言い方や会話スピードを教えるのは、やはりネイティブが上手なのは間違いありません。
このため、フィリピンで日常会話力まで引き上げた後に、オーストリアやカナダなどの国でネイティブ環境を目指す2カ国留学においては、一つ目の語学学校としてクラークエリアの学校を選ぶ人が多くなります。
2. 居心地のよいキャンパス
セブは便利な市街地にある学校となるとビル内で生活するタイプが多く、開放感があるキャンパスとなると郊外にあることが多いです。
クラークエリアの学校は、アンヘレス市街の住宅地もしくは経済特区内にありますが、いずれも緑が多くプール付きのキャンパスになっており、勉強の疲れを癒せる居心地がよさが特徴です。
3. 経済特区内の治安は格段によい
経済特区内に入るには検問所がありIDを確認されるなど、厳重に警備されています。そのため、特区内の治安はフィリピンでもトップクラスに良いといっても過言ではありません。
クラーク留学のデメリット
1. 直行便が少ない
2023年11月現在、クラーク国際空港への直行便は成田空港にしか就航していません。ソウルなどの第三国を経由することもできますが、多くの留学生は就航便が多いマニラ空港から車で移動しており、2時間ほどの所要時間を要する点がやや不便に感じるかもしれません。
2. 万人受けする娯楽が多い場所ではない
経済特別区の中はカジノやゴルフ場がありますが、多くの留学生にとって娯楽要素が多い街ではありません。また、アンヘレス市はアジア有数の歓楽街を有していますが、こちらも人を選ぶ娯楽で、一部の学校では出入りが禁止されています。
大型ショッピングモールがあるなど決して不便ではない都市的な生活が送れますが、セブに比べると近隣に観光地らしいスポットがあまりないのはデメリットに感じられるかもしれません。
周辺に良質なゴルフ場もあり、ゴルフが趣味の人にとっては魅力的に映るでしょう。また、スービックなど海沿いの観光地に出かけることができ、世界的に有名なピナツボ山でのトレッキングなど、週末利用で楽しめる場所はあります。
クラークの学校一覧はこちら
クラーク留学にはいくつもの学校がありますので、是非気になる学校を探してみてください。
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